「花束みたいな恋をした」
菅田将暉くん×有村架純ちゃんダブル主演のラブストーリー。
予告編見て「また人気コミックの実写映画化っすか(スルー確定)」と思ってたんだけど、ところがどっこい本作真っ新のオリジナル脚本だそうで!
基本甘々系恋愛映画って敬遠しがちなんですが、本作何故敢えて鑑賞しようと思ったかというと…某SNSのフォロワーさんで本作のレビュー上げてる人がいて、それ読んだらただの恋愛モノって訳じゃないらしいと分かって俄然興味が出た、というのが真相。
基本自分が見てない作品のレビューは読まないようにしてるんだけど、本作観に行く気がなかったので気軽に読んじゃってw、でも読んだからこそ観に行く気になったのよね。
SNSの映画レビューってないがしろにしちゃーいけませんね。こんな出会いもあるんだなぁ~と個人的にはちょっと衝撃的でした。
あらすじ
ある晩、終電に乗り遅れた大学生の山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)は、東京・京王線の明大前駅で偶然出会う。お互いに映画や音楽の趣味がよく似ていたこともあり、瞬く間に恋に落ちた二人は大学卒業後、フリーターとして働きながら同居を始める。ずっと一緒にいたいと願う麦と絹は、今の生活を維持することを目標に、就職活動を続ける。
(Yahoo!Movieから丸パク)
本作、面白い事に物凄い数の固有名詞や作品名や場所・イベント等の名称が登場するんだけど、全てが実在する本当の名称を使用している。
これはどうやら脚本を書いた坂元裕二氏の方針?というか戦略?だろうと思います。実在する人・モノ・場所・事を出した方がより観客との距離が近付いてリアリティが出る。
…という訳で、映画冒頭で終電を逃した2人は時間潰しで入ったカフェでいきなり「神・押井守(ご本人登場)」を見掛けるwww
押井さんよくもこんなチョイ役で出るなぁもぉ~。だったら「天竺鼠」も名前だけじゃなくて本人出してやれよー^^;
映画の好みから読んでいる本、コミック、お笑い、考え方まで何もかもがまるで「この人は前世で2つに分かれた自分の身体のカタワレなのではないか」と錯覚しそうになるほどピッタリ一致している2人は瞬く間に恋に落ちる訳です。
まあここまで何もかも一致するのは逆に薄ら寒さすら感じますが、とりあえず初めましてで出会った時に同じスニーカー履いてる段階でもう先は見えてるw
で、トントン拍子に同棲まで行って、順調に恋愛関係が続いていく…ものと思っていたのに、麦くんが夢を半ば諦めつつ就職を決めた辺りから不穏な空気が流れ始めます。
本当の意味で「社会に出た」事で、それまでのスタンスがガラリと180度激変する麦くん。
絹ちゃんが終活してた時は圧迫面接に涙する絹ちゃんに「やりたくない事なんてしなくていいよ!」と言って絹ちゃんを抱きしめていた麦くんが、今は真逆の事を言う。
そもそも麦くんはイラストレーターになりたくて敢えてフリーターの道を選んだハズなのに、とりあえず生活費を稼ぐ為に病院勤務していた絹ちゃんが、今度は自分がやりたかったイベント企画の会社に誘われてサクッと転職を決めると(給料はダダ下がります)「趣味を仕事にしてんぢゃねーよ!」と激高する。
大好きだったゴールデンカムイは8巻で止まってるしスイッチまで買ってやるハズだった「ゼルダの伝説」は全く手を付けず、今やってるゲームはパズドラ一択。
そして個人的に「ああ、ココが決定打か?」と思ったのが、ある日2人で本屋に行った時。大好きな作家の新作小説を何冊か手に取った絹ちゃんが麦くんを探すと、麦くんがビジネス書を手にしているんですよね。それを見た瞬間の絹ちゃんの表情がもう何とも言えない…「うわぁ~。ないわー」って顔してて超ツボったw
よくある「長すぎた春」的なお話なんだけど、特に何も劇的な事件やトラブルも起こらず、静かに静かに2人の間に隙間が生まれて歪み、裂けていく様子を淡々と描いている。
コレを「面白味がない」と思う人もいるだろうけど、自分はかなりツボりましたね。
世の中のカップルの大半ってそんなに劇的なイベントなんて起こらずに何となく生き方や考え方が合わなくなっていって心が離れて別れるのがほとんどでしょ?
それを本当にリアルに描いていて、でも視点がちょこっとオシャレで(微妙にサブカル好きを引っ張るような色気出してたりしてね)見せ方が上手いんですよね。
個人的に面白いなぁ~と思ったのは2人の何気ない会話から「サイドストーリー」を想像させる「余白」がある部分。
例えば、別れる事になった2人が同棲解消するまでその後も3ヶ月位のほほんと一緒に暮らすんだけど、一緒に住んでるけどもう別れた体だからなんとなくぶっちゃけ話になったりする訳ですよ。それで絹ちゃんが「ホントは1回位は浮気してたでしょ?」って薄笑いながら聞くと麦くんが「え?ないよそんなの…って、え!?」とw
ま、浮気を疑う人は裏返して自己紹介してる(自分が浮気してる)、というのが定説ですから^^;
それからラブラブ時代に「さわやか(静岡にある激ウマハンバーグ店)」に行くんだけど、その時は終電ギリギリになっちゃって諦めて食べずに帰った、けど後に仕事で静岡に出張した麦くんはサラッと会社の先輩とさわやかに食べに行っちゃうんですよ。で、その事をなんとなく後ろめたくてずっと絹ちゃんには内緒にしてたんだけど、それももう別れたんだから言っちゃってもいっか!となって「実は俺、さわやか食ったんだよ」というと絹ちゃんもサラッと「私も食べたよー」と答えてる(←誰といつだよw)
ここでは麦くんのリアクションシーンはなかったけど、こういう会話のやりとりで絹ちゃんが実はもうとうに麦くんからは心が離れて自分の世界を持っていた事が窺える。
…で、結局オダジョーと浮気してたのよね?(コラコラ
菅田将暉くんと有村架純ちゃんの2人の組み合わせがホント絶妙だったな。この2人がカップル?合うの?と思ったら…想像以上にハマっててツボりまくったわチクショーw
そして本作見て改めて思った事2つ。
1つ目は菅田将暉くんってめっちゃ鼻の形キレイなのな!横顔の鼻のシルエットが美し過ぎて目眩したわー。
そして2つ目…絹ちゃん「SMAPが解散しなかったら私達別れなかったかも」って言ってたけど、おばちゃんもそう思うよ!カップルってそーゆーもんだよね!w
菅田将暉くん×有村架純ちゃんダブル主演のラブストーリー。
予告編見て「また人気コミックの実写映画化っすか(スルー確定)」と思ってたんだけど、ところがどっこい本作真っ新のオリジナル脚本だそうで!
基本甘々系恋愛映画って敬遠しがちなんですが、本作何故敢えて鑑賞しようと思ったかというと…某SNSのフォロワーさんで本作のレビュー上げてる人がいて、それ読んだらただの恋愛モノって訳じゃないらしいと分かって俄然興味が出た、というのが真相。
基本自分が見てない作品のレビューは読まないようにしてるんだけど、本作観に行く気がなかったので気軽に読んじゃってw、でも読んだからこそ観に行く気になったのよね。
SNSの映画レビューってないがしろにしちゃーいけませんね。こんな出会いもあるんだなぁ~と個人的にはちょっと衝撃的でした。
あらすじ
ある晩、終電に乗り遅れた大学生の山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)は、東京・京王線の明大前駅で偶然出会う。お互いに映画や音楽の趣味がよく似ていたこともあり、瞬く間に恋に落ちた二人は大学卒業後、フリーターとして働きながら同居を始める。ずっと一緒にいたいと願う麦と絹は、今の生活を維持することを目標に、就職活動を続ける。
(Yahoo!Movieから丸パク)
本作、面白い事に物凄い数の固有名詞や作品名や場所・イベント等の名称が登場するんだけど、全てが実在する本当の名称を使用している。
これはどうやら脚本を書いた坂元裕二氏の方針?というか戦略?だろうと思います。実在する人・モノ・場所・事を出した方がより観客との距離が近付いてリアリティが出る。
…という訳で、映画冒頭で終電を逃した2人は時間潰しで入ったカフェでいきなり「神・押井守(ご本人登場)」を見掛けるwww
押井さんよくもこんなチョイ役で出るなぁもぉ~。だったら「天竺鼠」も名前だけじゃなくて本人出してやれよー^^;
映画の好みから読んでいる本、コミック、お笑い、考え方まで何もかもがまるで「この人は前世で2つに分かれた自分の身体のカタワレなのではないか」と錯覚しそうになるほどピッタリ一致している2人は瞬く間に恋に落ちる訳です。
まあここまで何もかも一致するのは逆に薄ら寒さすら感じますが、とりあえず初めましてで出会った時に同じスニーカー履いてる段階でもう先は見えてるw
で、トントン拍子に同棲まで行って、順調に恋愛関係が続いていく…ものと思っていたのに、麦くんが夢を半ば諦めつつ就職を決めた辺りから不穏な空気が流れ始めます。
本当の意味で「社会に出た」事で、それまでのスタンスがガラリと180度激変する麦くん。
絹ちゃんが終活してた時は圧迫面接に涙する絹ちゃんに「やりたくない事なんてしなくていいよ!」と言って絹ちゃんを抱きしめていた麦くんが、今は真逆の事を言う。
そもそも麦くんはイラストレーターになりたくて敢えてフリーターの道を選んだハズなのに、とりあえず生活費を稼ぐ為に病院勤務していた絹ちゃんが、今度は自分がやりたかったイベント企画の会社に誘われてサクッと転職を決めると(給料はダダ下がります)「趣味を仕事にしてんぢゃねーよ!」と激高する。
大好きだったゴールデンカムイは8巻で止まってるしスイッチまで買ってやるハズだった「ゼルダの伝説」は全く手を付けず、今やってるゲームはパズドラ一択。
そして個人的に「ああ、ココが決定打か?」と思ったのが、ある日2人で本屋に行った時。大好きな作家の新作小説を何冊か手に取った絹ちゃんが麦くんを探すと、麦くんがビジネス書を手にしているんですよね。それを見た瞬間の絹ちゃんの表情がもう何とも言えない…「うわぁ~。ないわー」って顔してて超ツボったw
よくある「長すぎた春」的なお話なんだけど、特に何も劇的な事件やトラブルも起こらず、静かに静かに2人の間に隙間が生まれて歪み、裂けていく様子を淡々と描いている。
コレを「面白味がない」と思う人もいるだろうけど、自分はかなりツボりましたね。
世の中のカップルの大半ってそんなに劇的なイベントなんて起こらずに何となく生き方や考え方が合わなくなっていって心が離れて別れるのがほとんどでしょ?
それを本当にリアルに描いていて、でも視点がちょこっとオシャレで(微妙にサブカル好きを引っ張るような色気出してたりしてね)見せ方が上手いんですよね。
個人的に面白いなぁ~と思ったのは2人の何気ない会話から「サイドストーリー」を想像させる「余白」がある部分。
例えば、別れる事になった2人が同棲解消するまでその後も3ヶ月位のほほんと一緒に暮らすんだけど、一緒に住んでるけどもう別れた体だからなんとなくぶっちゃけ話になったりする訳ですよ。それで絹ちゃんが「ホントは1回位は浮気してたでしょ?」って薄笑いながら聞くと麦くんが「え?ないよそんなの…って、え!?」とw
ま、浮気を疑う人は裏返して自己紹介してる(自分が浮気してる)、というのが定説ですから^^;
それからラブラブ時代に「さわやか(静岡にある激ウマハンバーグ店)」に行くんだけど、その時は終電ギリギリになっちゃって諦めて食べずに帰った、けど後に仕事で静岡に出張した麦くんはサラッと会社の先輩とさわやかに食べに行っちゃうんですよ。で、その事をなんとなく後ろめたくてずっと絹ちゃんには内緒にしてたんだけど、それももう別れたんだから言っちゃってもいっか!となって「実は俺、さわやか食ったんだよ」というと絹ちゃんもサラッと「私も食べたよー」と答えてる(←誰といつだよw)
ここでは麦くんのリアクションシーンはなかったけど、こういう会話のやりとりで絹ちゃんが実はもうとうに麦くんからは心が離れて自分の世界を持っていた事が窺える。
…で、結局オダジョーと浮気してたのよね?(コラコラ
菅田将暉くんと有村架純ちゃんの2人の組み合わせがホント絶妙だったな。この2人がカップル?合うの?と思ったら…想像以上にハマっててツボりまくったわチクショーw
そして本作見て改めて思った事2つ。
1つ目は菅田将暉くんってめっちゃ鼻の形キレイなのな!横顔の鼻のシルエットが美し過ぎて目眩したわー。
そして2つ目…絹ちゃん「SMAPが解散しなかったら私達別れなかったかも」って言ってたけど、おばちゃんもそう思うよ!カップルってそーゆーもんだよね!w