天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画2023】「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」@62作目

2023年12月12日 | 映画感想
「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」

ティム・バートン×ジョニー・デップでかつて一世を風靡した「チャーリーとチョコレート工場」のエピソード0を改めて構築して監督&脚本を「パディントン」シリーズを手掛けたポール・キング氏×主人公のウィリー・ウォンカ役を私の(!)ティモシー・シャラメ君が演じた一作!いぇい!

あらすじ
幼いころから世界一のチョコレート店を持つことを夢見ていたウィリー・ウォンカ(ティモシー・シャラメ)は、一流の職人が集まるチョコレートの町へやって来る。彼が作るチョコレートは瞬く間に人々を魅了するが、町を牛耳る「チョコレート組合3人組」にねたまれ、何かと邪魔をされてしまう。この町は夢見ることを禁じられた町だった。さらに、ある因縁からウォンカを付け狙うウンパルンパという謎の人物(ヒュー・グラント)が現れる。(Yahoo!検索情報から丸パク)

予告編で一切情報提供してなかったよね?…本作ミュージカル仕立ての作品だってさ^^;
映画始まってティモシー君がいきなり船の上で歌い出して「んんっ?」と思ったらその後も街の人々巻き込んで盛大なミュージカル仕様で展開していったから結構驚いたわ。あれ?本作ってミュージカルって予告編でプロモーションしてたっけ?全然そんな記憶ないんだけど?って「???」ハテナがしばらく脳内で飛び交ったけど…意外な事にティモシー君は歌も踊りもかなりお上手♪あんなにイケメンなのに動けて歌えるって!欠点がなさ過ぎてBBA悶絶ですぅ~^^

本作はバートン版の前日譚という体で制作されている?と思っていたのでどうしてもバートン版と比べてしまうのですが、正直バートン版程の毒気はない。ティモシー君もジョニー・デップ程の顔芸をするタイプでもないし(そもそもして欲しくもないしなw)、まあ「若かりし頃のウィリー・ウォンカ」という事で若々しさと初々しさと少しの茶目っ気と人々を魅了する色気があれば…と考えると本作のウォンカ役にティモシー君を当て込んだのは大正解だったと言えるでしょう。ただ、バートン版とはあくまでも別物だと思って考えた方がよさそうな感じですね。バートン版とは設定に食い違いがあるしバートン版と比べてもウォンカのキャラがかなり万人受けする好感溢れる善人仕様でしたし。
全体のセットの感じや特にチョコレートショップの内装等の様子もファミリー向けファンタジー感が溢れていて好感が持てました。

あと個人的に「ぅえっ!?」となったのはヒュー・グラントのウンパ・ルンパだなーw
かつては「ニヒルなジゴロ」「エロい流し目兄さん」というイメージだったヒューがチビッコおちゃらけキャラのウンパ・ルンパを演じる時代になったんだなーそりゃ自分も歳食う訳だわーって思わず膝から崩れ落ちそうになったわな(苦笑)
それから個人的に結構久し振りにローワン・アトキンソン(Mr.ビーンズ)見た気がする。この人一周回って全然歳食わないキャラよなw

話は良くも悪くも「万人受けする楽しいファミリーミュージカル」って感じで本当に毒気がなくて誰もが楽しめるけど特に記憶にも残らない及第点なお行儀の良い作品に仕上がってるな、という感じでしたね。なんかこの書き方嫌味っぽいか?本当に悪気なくそー思ったんだけど💦
細かい伏線ネタはなかなか気が利いてると思ったな。例えばウォンカが文字が読めないのをヌードルに教えて貰う必要性とか、それから赤ん坊の頃に捨てられて宿屋で奴隷奉公しているハズのヌードルが何故か文字が読めて(誰が教えたんだよ!というツッコミはしてはいけない…んだろうなw)本が大好き!という設定の意味とかね。

まーそんなこんなで、毒にも薬にもならないスィートなファミリーミュージカル、身も心も懐も寒くなるこの季節に是非スクリーンのイケメンを観て癒されて来て下さい相変わらずBBAが毒吐いてすんません~💦




コメント
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