こんなタイトルになっているけれど、犯人は渡邉恒雄だと名指ししているのといっしょ。なにしろ彼の発言だけはことごとく太ゴシック体になってますもの(笑)。
たとえばこんな調子。
(オリックスの宮内オーナーのことを)
「金貸し企業の分際で何を偉そうなことを言うのか」
(パ・リーグの理事会が結論を先送りにしたことに関して)
「そりゃそうだろう。あの程度の連中に決められるわけはないよ。」
(ライブドアが参入に名乗りをあげたことに)
「私の知らないような会社に入ってこられるのは困る。」
なるほど読売は有名だもんな。いろんな意味で。
1リーグ制を画策した6年前の巨人中心の動きが、はたしてどんな理由で頓挫したのかが冷静に描いてあって納得。巨人、西武、オリックス、ロッテ……なるほどー。
そしてそれ以上に楽しかったのが、球団別にその歴史がまとめてある部分だ。確かに巨人中心にNPBは動いているが、いつまでもそれでは破綻するのが目に見えていることを、歴史自体が語っている。