事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「月光ノ仮面」(2011 角川)

2013-07-12 | 邦画

D0098286_984589 「脱獄王」につづく板尾創路監督第二作。芸人としての一種の夢であろうラストが用意してある。

ネタバレになるので明かせないが、一種のメタモルフォーゼも仕込んであり、これも芸人として“ひと皮むけた”(→仮面を脱ぎ捨てる、あるいは仮面に同化する)ことの象徴なのだろう。

狙いはわかるけれど、前作同様に語らない主人公でつっぱるとすれば、前作以上のひねりが必要だったはず。さすがに、息苦しい。

出囃子が志ん生と同じ「一丁入り」である師匠の前田吟と、「いくらなんでもあんた途中でアレに気づかなかったの?」とみんなが突っこんだであろう石原ひとみが愛らしいだけに、ちょっと惜しい。

コメント (1)
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