事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

育休退園その2

2015-07-08 | ニュース

スガシカオ feat.井上陽水 - 氷の世界

PART1はこちら

なぜ所沢市が方針を変えたか。考えられるのは

・育児休業者を除外することが待機児童解消に数字的に寄与する

・育児休業をとれず、しかし保育園に入れることができない家庭への配慮

・国の方針を素直に準用すれば必然的にこうなる

・市長の意志

……こんなところだろうか。

「保育園は働く親のための施設」

「育休中なら預ける必要はない」

……という意見も市役所には寄せられているということだし。

逆に、育休をとる親の立場になってみよう。

・まず、厳然としてあるのは、子どもを保育園に入れるのは大変だという事実。待機児童ゼロはどの自治体でもめざしているだろうが、たとえ達成できたとしても、希望する条件に合致していない場合ももちろん含んでいる。なにより、保育園さがしが子どもを持つ親にとって大仕事になっている現状はやはりきつい。

・さあようやく保育園に入れることができた。しかし次の子ができたので、育児休業をとって……となったらせっかく見つけた保育園を退園しなければならない、となれば誰だってこう考える。「二人目の子どもをつくるのは……」と。

だからわたしは所沢市長の発言はすごいと思った。少子高齢化対策にまっこうから対立する方針を持ち出したからだ。そんなものよりも「子どもは母親といっしょにいるべきだ」という自身の考え(わたしは偏狭だと思うけれども)を優先するとは……

まさかねえ、と思いつつも「ん、所沢?」ちかごろ何かあったような。そうかあの市長だったのかっ!以下次号

本日の一曲はスガシカオfeat.井上陽水「氷の世界」。あ、そうかと気づく。陽水のあの名曲は、日本初のファンクだったのかと。詞のシュールな魅力は筆舌に尽くしがたい。にしても、あの名盤がベストセラーになる幸福な時代があったということだ。リアルタイムで買ったので自慢げ。

コメント
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