事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

うまい店ピンポイント米沢篇 ひらま

2018-08-27 | 食・レシピ

夏休みラーメン祭りは終わったけれど、ラーメンの旅はまだつづく。

娘の住む米沢に行くとメルマガで予告したらこの店をすすめられた。「ひらま」むかしは製麺所だったらしい。ここの冷たいラーメンは絶品だと。

米沢に行く途中で山形のまるぶんを選択するか、米沢に着いてから熊文にするというのもありだけど、「どうするの?」という妻の質問に

「ひらまに行く!」

娘がスマホでナビ。有料道路に入る手前で左折。え、左折?ほとんど亀岡文殊に行くルートをスマホは選択。

「だいじょうぶなのか。もう高畠にもどってるけど」

「だってスマホはこっちだって」

「あ、ほんとだ。こっちに来ても米沢なんだ」

まわりは田んぼだけ。ほんとにここにラーメン屋が……あ、ありました。それどころか行列が!駐車場はほぼ満杯で、はじっこにようやく駐車。県外車も多い。まじ、人気店みたい。

意外にはやく店内に入れてもらえて、わたしたちは数少ないテーブル席に通してもらった。たくさんの色紙が飾ってある。たっぷり観察。朝倉さややテツ&トモといった山形出身タレントや、荒川強啓という山形県人にとっては神様のような名前も見える(世代は限定される)。「おにぎりあたためますか」の色紙があるってことは、HTBの佐藤麻美アナが来たのかな。読めない(笑)

さあ来ましたよ冷たい中華が。

「……」

「……」

「……」

「う、うまいなこれ」

「おいしいねえ!」

「おいしいわ」

おそるべし米沢ラーメン。おそるべしひらま。今度はあたたかいのをいただきにまいりますよ。わたくしは有言実行の男でございますよ。ラーメンに関してだけは

ケンちゃんラーメン酒田店につづく

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「えんの松原」 伊藤遊著 太田大八画 福音館書店

2018-08-27 | 本と雑誌


例によって司書にリクエストしてうちの学校図書館に入れてもらいました。「鬼の橋」が読ませた伊藤遊のもうひとつの代表作。というかこの人はいろんな賞をとりまくっている。児童文学の世界では有名な人なんだろうか。

平安京。内裏のなかに、えんの松原(宴の松原)と呼ばれる地所があり、昼なお暗いそこには、うごめく何者かがいた。

事情があって少女のふりをして宮中ではたらく音羽丸は、憲平(のちの冷泉天皇)というおびえた表情の少年と出会う……

前世紀の作品だけれど、ジェンダーを思い切り意識した作品になっている。心は完全に男なのに女装を強いられる少年と、男を憎む何者かに呪われた少年というコンビは趣深い。

表紙画像でもお分かりのように、どうしてこれが児童文学の範疇に入るのかさっぱり。間口の広い業界なんですねえ。

コメント (3)
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