8月中旬からながーい時間をかけてこのドラマをコンプリート。ジャンプ系に連載中のマンガが原作。放射線技師と医師たちのお話。
医学情報がたっぷりぶちこんであり、見ごたえがあって、同時にお勉強にもなる。どんなことがCTやMRIにはできて、そしてできないかなど、入院したときに(残念ながらわたしは入院の経験がない)うんちくを披露できそうだ。誰に?
ドラマの基本線は、医師と技師との間に歴然としている格差。
「技師ふぜいが余計なことを言うな」
という感じ。しかし主人公の五十嵐唯織(いおり……うちの猫と同じ名です)は医師免許を持ち、渡米して最新の知識を持ちながら、あえて技師として勤務している。それはなぜか……
思いきり無理のあるお話だけど、放射線技師たちのプロとしてのプライドが毎週描かれ、なかなかに面白い。しかも泣かせるストーリーがてんこ盛り。まあ、いつもいつも都合よく技師たちの前で患者が倒れるなあとは思いましたが(笑)。
ひとつ間違えばあざといドラマになるところを救っていたのが窪田正孝。彼以外のどんな役者がやってもきつかったのではないだろうか。
彼の幼なじみの放射線科医の甘春杏(あまかすあん)に本田翼。同僚たちに遠藤憲一、浜野謙太、大好きな広瀬アリス、もっと大好きな山口紗弥加、ナレーターも兼ねている八嶋智人など。
いつも「五十嵐さん」と呼んでいた杏が劇場版の最後に彼をどう呼ぶか。やるもんだ。