「マネー・ピット」でトム・ハンクスのうまさを再認識したので(しかも若きトムは激しく魅力的)、大昔に観たっきりのこの作品を再見。うわあけっこう覚えてるシーン多いぞ。
前に観たときはここまで人魚姫のストーリーをトレースしていることに気づかなかった。たとえばアンデルセンの原作では人魚姫は声を失うが、映画では英語を話せない設定。しかしそんな彼女がテレビを見るだけでどんどん話せるようになるあたりがおかしい。
しかしなぜ人魚という存在にわたしは魅かれるのだろう。海中からパシャ(スプラッシュ)っと飛び上がる姿や、陸上で水を浴びてしまい、下半身が魚にもどって困惑する様子など、きわめてセクシーなのである。なんか、こういうのが好きって危ない人間みたい。
演ずるダリル・ハンナがとにかく美しい。そりゃ、リドリー・スコットでなくても「ブレードランナー」のレプリカント役に起用したくなろうというものだ。あ、順番が逆か。え、彼女ってジャクソン・ブラウンとつきあってたの?え、今はニール・ヤングとつきあってるの?なんか、一貫してるなあ(笑)
トム・ハンクスは、意外なことに二枚目だなあとびっくり。こういうファンタジーには、やっぱり美男美女が必要ですよね。監督はロン・ハワード。