事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編」(2017 日本テレビ)

2022-05-28 | テレビ番組

正和(岡田将生)と茜(安藤サクラ)の結婚式から1年。経営難に陥った坂間酒造に、オリンピックに向けた再開発のための立ち退き話が。複雑な思いを抱く正和に、妻の茜はある秘密が…。学年主任になった山路(松坂桃李)は仕事に虚しさを感じていた。山岸(太賀)にOB訪問する学生たちの中にはなんとまりぶ(柳楽優弥)が…。そんなある日、居酒屋・鳥の民で1年ぶりに再会した3人だったがお互いギクシャクして……。

【日本テレビ公式サイトから】

あの3人が還ってくる。オリジナルをみたときにスペシャルもちゃんと見ようと心に決めたのに、こんなに間が空いてしまいました。宮藤官九郎作品を追いかけていて、ようやく見つけました。

もののみごとに着地したあの最終回から1年。正和(岡田将生)は実家の酒蔵を盛り立てようと張り切るが、家族は立退料3億5千万に色めきたつ。学年主任となった山路(松坂桃李)は正和に「一度も社会に出たこともない人間」(その意味ではわたしもいっしょだ)と言われて激高。大学に入ったまりぶ(柳楽優弥)は就活の真っ最中だが……

このドラマでもっとも冷静なのは正和の妻の茜(安藤サクラ)だが、彼女の妊娠に坂間家の誰も気づかないあたりの描写がおかしい。

そして彼女に対抗するかのように登場するのが山路の幼なじみ。あらゆる不幸を体現するような彼女を演じているのが蒼井優で、彼女の福島弁は強烈。よく考えたら「フラガール」だったんだもんね。彼女と茜のやりとり(都会人と田舎者の対比)がすばらしい。

本編につづいてまた正和が足を骨折したり、あくまでマニュアルどおりの表情しか見せない人材派遣会社の社員をやる清野菜名が笑わせる。

山路の書いた辞表が「村上春樹ばりに長」かったり、今回もまた山路は童貞切れなかったんだなあとしみじみ。またスペシャルをつくってこの3人がどうなったかを知りたいなあ。新人類世代からのお願いでした。


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