PART2はこちら。
その、そっくりさんのミスについては後述するとして、警察はキャサリンを任意でひっぱる。彼女は作家であり、「むかしのロックスターがベッドでアイスピックを使って惨殺される」小説を書いていたことが判明したからだ。
だが逆に、そんなわかりやすい犯人がいるものだろうか?という意見ももちろんでてくる。犯人は彼女なのか、あるいは彼女を陥れようとする誰かなのか。
ここから、彼女の取り調べ開始。おそらくこの映画でもっとも有名で、独身男性の視力がためされた場面。同行する前に、キャサリンは全裸になって着替えをする(ニックがのぞいてしまう……あるいは計算どおり見せつける)。そのとき、観客も彼女が下着をつけていないことを確認させられる。取調室には警察のお歴々も同席。検事補はたずねる。
“Are you sorry he’s dead?”(彼が死んで哀しいですか)
“Yeah. I liked fucking him.”(ええ、彼のセックスはよかったから)
英会話の学習にぴったりですね(-_-)
そして彼女は挑発的に脚を組みかえる。ここでは(当時としてはめずらしく)修正が入らず、ヘアが丸見え。これ、本当に見逃されたのかなあ。なんか意図的なものを感じるんだけど。
それにね、DVDで観たのは初めてだけど、あれにはズーム機能というよけいなものがついていて(笑)、映っているのはヘアどころか……
監督は、いろんなことが過剰であることで有名なポール・バーホーベン。シャロン・ストーンはちゃんと「画面には映らないのよね?」と確認し、バーホーベンは「もちろんだとも」と答えたのにこの始末。ストーンは激怒し、訴訟沙汰になりそうに。これも、ホントかなあ。
どうにもこうにもこの映画にはいかがわしい商売のにおいがプンプンして……だんだん好きになってきたのでした。以下次号。
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