事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

光る君へ 第33回「式部誕生」

2024-09-02 | 大河ドラマ

第32回「誰がために書く」はこちら

昨日は朝から刈り払い機で耕作放棄地の草刈り。ゼーゼー言ってました。午後はキュウリが終わったので後始末。うわ、ネットがからまってめんどくさ。一日中、汗がボタボタ。OS-1でなんとかしのいだ感じ。

あまりにへたったので、6時からのBSはパス。で、8時からのオンエアをやはりゼーゼー言いながら見る。

そうか今日は年に一度の黄色いTシャツの日なのか。でもさっきチェックしたら大河の視聴率はさほど下がっていない。視聴者があまりかぶっていないということなんでしょう。

その例証がわたしだ。この24時間、日テレを見ていませんもの。いや、わたしはあの番組を嫌いではないんです。偉大なる井原高忠プロデューサーがぶちあげたあの企画こそ、地方局との連携に絶大な効果があったわけだし。まさか義援金に手をつけるバカが出るとは思わなかったでしょうが。

さて、今回からヒロインを式部と呼べることになるのかな。中宮である彰子(見上愛)のもとで働くことになる彼女は、しかしプライバシーもへったくれもない状況で源氏物語の執筆を中断し、実家に帰ると道長に伝える……

女房たちの部屋を上からなめるカットが笑える。なるほどもの書きにとってこの状況はつらいだろう。

でもわたしは不思議に思っていた。近ごろの(少なくとも売れている)作家たちは、仕事場と自宅を分けている人が多い。事務所へ出勤するとくればまるでサラリーマンじゃないですか。

昔の文豪たちの、例えば司馬遼太郎の書斎はそのまま記念館に再現されているらしいし、われらが藤沢周平にしても、鶴岡のど真ん中にある記念館に執筆状況が保存されている。わたしの妻と娘はいたく感動したそうだ。藤沢周平ファンとして、わたしも行かなきゃ。

原稿があがるのを各社の編集者が自宅で待ち続け、奥さんが彼ら彼女らに饗応する、なんて時代じゃないのはわかります。それに、井上雄彦のように、ネームをファミレスやカフェをハシゴして描く人もいる。“仕事場”というのは、やはり日常と切り離すべきなのかなあ。お前が死んだとき、そのままパソコンまわりを公開できるか?無理無理無理無理。

あれとあれとあれとあれは捨てて。

第34回「目覚め」につづく


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