事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「炯眼に候」 木下昌輝著 文藝春秋

2019-08-28 | 本と雑誌

時代小説でもっともヒーローとして採り上げられる織田信長。ハンパな形では読者は納得してくれない。そこを、決戦!シリーズの書き手のなかで、朝井まかてとともに頭一つ抜け出した木下昌輝がさすがの手管で。

伝説的な信長のエピソードを、合理的な背景があったと解説するのが基本線。それってミステリじゃないか。

特に、最後の「首級」において、本能寺に信長の遺体がなかったのはなぜかというネタ(というよりトリック)はいい感じでした。有名な作品で1回使われてるけど(笑)


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