事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」Venom: Let There Be Carnage(2021 SONY)

2022-12-17 | 洋画

ロバート・レッドフォードとブラピの「リバー・ランズ・スルー・イット」もたいがいだと思ったが(嫌いなタイトルじゃないです)、こちらの原題そのまんまの邦題もたいしたものだ。単に「ヴェノム2」じゃだめだったのかな。みんなそう呼んでるだろうに。

MARVELのなかでは、SONYと組んだスパイダーマン系のヴェノムは、アベンジャーズ系とは少し毛色が違っている。それはどういうことかというと……

宇宙生物(?)ヴェノムと共生する記者のエディ(トム・ハーディ)。前作より強力な敵、カーネイジと激突することになる。

人間が食べたくて食べたくて仕方がないヴェノムと、それをなんとか抑え込むエディの掛け合い漫才が基調音。敵として立ちはだかるのは、素の顔の方が怖いウディ・ハレルソン(お父さんが殺し屋だったというのは本当なんだろうか)。シリアルキラーである彼、クレタスは、エディと接触することで怪物化する。

へたれの記者であるエディと、冷酷な殺人者であるクレタス。宿主の差が共生体に影響するらしいので、ヴェノムはカーネイジに圧倒されてしまう。あの、邪悪な表情で人を食いまくっていたあいつが。しかし……

コミカルな場面は多いし、セリフもしゃれている。しかしどうにも調子がでない感じ。暗いストーリーでもアベンジャーズ系は爽快感があるのに、こちらはどうにも切れ味が悪い。

これはおそらく、トム・ハーディという役者の個性と、ヴェノムというキャラが合っていないことに起因しているんだと思う。だからと言ってジム・キャリーにやらせたら違う映画になっちゃうもんなあ。


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