“高校球児が自分よりはるかに年下であることに気づいたとき、人は自分が年をとったことを確信する”ものらしい。わたしは鈍感だったせいで“北の湖が理事長になる”まで、年齢を意識しないで来てしまったが。
学校につとめていると、そのことをPTAとのつき合いで否応なしに感じさせられてしまうのではないか。新採の頃など、保護者たちとは酒の席で思いっきり説教をたれられる存在だったのに、いつのまにか同世代になり(ウチの学校のPTA会長は同学年だ)、大多数は年下になってしまった。
前任の中学校から異動するときなど、「おめどご小学校さやんな心配だちゃー。ヤンママばっかりだぜー」とPTAから歓送迎会の席で突っ込まれたりしたが、残念なことにどうやらそこまででもなかった(笑)。
しかし娘の学校の学年役員として、親子研修会の企画を考えていたときはさすがに考え込んだ。
「酒○米菓の工場見学なんかどう?」
「うーん、なかで山本リンダが待ってるっつーんならなー」
と気のないところをみせていると「?」まわりの役員たちは意味が分からない様子。
「オラン○せんべいのCMさ昔出っだけろー山本リンダ」
「えー?オ○ンダせんべいは水島裕じゃん」
「んだよのー。ゆー・ゆー・ゆーだよのー」
しまった。ヤンママはこっちにいたのだった。
2003年10月28日付「情宣さかた」裏版より。
選挙が近いものだからこのころは情宣を出してばっかりいたなあ。オランダせんべいは酒田米菓の主力商品。すごくおいしいです。秋田出身の柳葉敏郎が、なんかの番組で激賞していた。いいぞ柳葉。
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