事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

オスカーナイト

2022-04-08 | 洋画

年度末は、いつものこととはいえ猛烈に忙しい。

「え、もうアカデミー賞のセレモニー終わっちゃったの?」

全然気づかなかった。まあ、WOWOWに加入しているわけではないので、リアルタイムで観ることははなから望めないのだが。

「すごくニュースで取り上げられてたわよ」

事務室まわりの女性たちが騒いでいる。

ドライブ・マイ・カーがらみかな?」

「ああ、それも取ったんだけど、問題はウィル・スミス。司会者を平手打ちしたの」

「へー。なんで?」

「なんか、奥さんのことで怒ったみたい」

「奥さんって、ジェイダ・ピンケット・スミスじゃないか。美人だったろ」

「すごくきれいだった。ただ……」

YouTubeでそのシーンをわたしもチェックしてみた。司会のクリス・ロックがジェイダに向かって

「G.I.ジェーン2への出演を期待してるよ」

ジェイダが露骨に不機嫌になったので、ウィル・スミスの行動のきっかけはやはりこの発言だろう。

G.I.ジェーンはデミ・ムーア(まだブルース・ウィリスと別れていないころ?)が丸刈り頭でハードなミリタリー・アクションに挑んだ作品だ。そして、ジェイダ・ピンケット・スミスもまた、坊主頭なのだった。彼女は脱毛症に悩んでいたのである。

正直、わたしはどうしてこんな大騒ぎになるのかわからない。クリス・ロックはいつもこのような発言をかますコメディアンなのだし、ウィル・スミスはスクリーンのイメージそのまんまではないか。

ハリウッドが、どうしてここまで過激に暴力否定に動くのか、なにか不自然なものを感じるのでした。ウクライナ情勢も影響したのかなあ。っていうかブルース・ウィリスは失語症なのか……


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