第六回「栄一、胸騒ぎ」はこちら。
まだ渋沢栄一が世に出ていない時代の話なので、だからこそ歴史上の人物をこれでもかと登場させている。ある意味、王道の大河と言えるかも。
いつかどこかで見ていた役柄を、中村靖日(永井尚志)、峯村リエ(歌姫)、上白石萌音(天璋院篤姫)らに演じさせるあたり、渋い。
今日は総合8時からの回しか観られなくて、しかも痛風の激痛を妻に悟られないように我慢我慢。ばれたら酒を止められちゃうからね。
渋沢家のメンバーとして、藤野涼子と和久井映見がふたたびタッグを組んでいることにことのほか喜んでいた。
「もっといるわよ」
あ、そうか。津田寛治と木村佳乃もだ。平田満(川路聖謨)が木村に向かって
「ご新造」
と声をかけるあたりの江戸っぽさもいい。
さてラブコメの部分。橋本愛が吉沢亮を好いているのは視聴者全員が承知している。しかし高良健吾との縁談を
「ありがてえことでございます」
と栄一に語るのは、おそらく計算じゃない。そんなテクは当時なかったんじゃないかなあ。しかしここにきて“青天を衝いた”栄一は、千代に向かってひた走る。旅は、人間を大きくします。
井伊直弼登場。これこそ、大河ドラマ第一作目の主役。そんな彼を岸谷五朗に演じさせ、将軍の手作りの菓子を自らほおばりに行くあたりでこのドラマの基調音は決まりましたね。しばらくは尊皇攘夷で突っ走るんだ。
ああそれにしても足が痛い。
第八回「栄一の祝言」につづく。
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