麺屋いたがき篇はこちら。
給食のメニューが「パン」「チキン」「さつまいも」と、敬遠したくなる三点セット。よくぞそろえたと思う。まわりのほうが先に
「今日は食べるんですか?」
食わねーよ。
ということで、一番町に仕方なく行かねばならん。いや別にわざわざそんな用事をつくったわけではございませんよ。よんどころのない事情で昼食時にいかなければならなかったんだ。ホントよ。嘘だけど。
駅前から一番町へチャリ。うわーお昼に食べるとこないな駅前のくせして。名店「こい勢」で寿司を食ってやろうかとまで思いました。あるいは「わたり」でトンカツを。
夢想です。どっちもすげー高いし。
そういえば。二番町に台湾系の中華料理屋が開店してて、同僚が既に向かっていたのだった(酒田で自分が行っていない店があることがこの人はがまんできない)。
悪くない、ということなのでそっちへ。
吉祥飯店。オモテにチャリをとめて入店。うわああ誰もいない。失敗したかあ。ものすごく若いお姉ちゃんがオーダーをとりにくる。
「ナンニシマスカ?」
かなり日本語があやしい。
「えーと、この吉祥ラーメンっていうのはどんなのですか?」
「ニライッパイ。チョットカライ」
職場に戻んなきゃいけないしなあ。
「……吉祥ラーメンをお願いします」
店のテレビでは中華系の番組が。店主とお姉ちゃんのやりとりは大声の中国語。……いいんじゃね?
客は裏の駐車場のほうから続々と。よかった(笑)
吉祥ラーメン。悪くないです。うん、これはおいしい。酒田にもアジアどっぷりの店が増えたわけだ。
「ごちそうさまでした」
「アリガトウゴザイマシタ!」
すごくお姉ちゃんは喜んでくれた。また来よう。職場に帰ってからめちゃめちゃに歯をみがいたことは言うまでもありません。
遊佐の桃花苑篇につづく。
よく考えましたね、このトッピング。
しかし、給食がある時は好物でなくても食べたけどなあ、お金がもったいないのでね。
まあ、それは別の事情でしたが。