32章「エリザベス」はこちら。
あの「ベン・ハー」のリメイク。というかあの物語は小説がもとになっていて、チャールトン・ヘストン版以前にも何度か映画化されています。
まあ、リメイクしようとした気持ちはわかります。あの戦車競走は今ならCGで簡単につくれるんじゃないかとか、モブシーンも安価に実現できるはずだとか。それは事実なのだろうけれども、そのあたりは観客に簡単に見透かされる結果となったか日本では劇場公開なし。
でも、やっぱり史劇としてこのお話はよくできている。キリストやピエトもペテロも出てきます。
ユダヤ人のお話ではあるけれど、モーガン・フリーマンの受けの芝居がいい。
わたしは思う。イエス・キリストとはこの作品に登場するような、“普通にいい人”だったんじゃないかと。普通だったからこそ、使徒たちの振れ幅が許容されたのではないかと……あー怒らないでぇ。
34章「ハーフバリ」につづく。
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