第二十七話「包囲網を突破せよ」はこちら。
先週の日曜は母方の祖母の七回忌。叔父が大盤振る舞いしたカナディアンウィスキーを飲みきり、うちに戻ってちょっと横になると……もう11時すぎてました。
こうなったら八重の桜マラソンを完走するには再放送に頼るしかない。でもその日は港座上映会で……スマホのワンセグでなんとか。ほんとにレコーダー買わないとダメですわ。でも、リアルタイムで見るって意地があるからここまで気合いが入っているとも言えるわけで……そうです。言い訳です。
さて、今回は八重の技術屋としての側面が強調された回。鶴ヶ城のなかにいれば、大砲とはすなわち得体の知れない災厄のように思える。しかし八重は信管などの理屈を説くことで、まわりの女性たちの恐怖を取りのぞいてみせる。しかしそれは両刃の剣でもあった。ここは、納得できます。先週の芦名星につづいて白羽ゆり(この人も福島出身だったのか!)もその犠牲に。ああ、いい女が次々に消えていく。
おそらく八重という人は、なにごとかに徹底的に集中し、理として納得しないと一歩も進めない女性だったのだと思う。新島八重となってから、茶道にこだわったのもその性格があったからでは?
今回のメインは佐川官兵衛。会津藩の主戦派筆頭。状況を打破するために米沢藩と連絡をとることを命ぜられる。かなり危険な任務なので、松平容保がみずから杯をとらせて……寝ちゃいました官兵衛。これ、実話らしいのが笑えます。しかも翌朝は寝過ごしてしまい、明るくなってから脱出を図る羽目になり、予想通り官軍に見つかって惨敗。どうなの官兵衛(笑)
前回の彼岸獅子にしても、まだ戦争ではなくていくさ、牧歌的なものが生き残っていたということかな。ま、寝過ごしてしまった官兵衛を、わたしは今回笑ってはいけないわけですが(T_T)
前回の視聴率は12.9%とやはり下降。しかしなんとなんと今回は……
第二十九話「鶴ヶ城開城」につづく。