事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

今月の名言2022年10月号PART6 中央銀行

2022-11-06 | 社会・経済

Fleetwood Mac - You Make Loving Fun

PART5「リーダーのふるまい」はこちら

「円安は日銀の政策が原因。でも、あそこは一度決めたら庶民が何を言っても変わらない」

日銀近くに店をかまえる男性はこう吐き捨てる。それはそうだろう、中央銀行と政府が緊張感なく協力し合い、ずぶずぶの関係であったせいで日本の経済は追い込まれてしまった。次の一手が存在しないのだ。

ほとんど判断を放棄して国の要求に唯々諾々としたがう日本銀行が、国民の要求にしたがうものか。

本日の1曲はフリートウッド・マック。わたしのiPodには彼らの曲がたーくさん仕込んである。好きだったんだなあ。特にクリスティン・マクビー。

2022年11月号PART1「コメント欄」につづく

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ジョンQ -最後の決断-」John Q. (2002 GAGA)

2022-11-05 | 洋画

若いデンゼル・ワシントンを観たくてレンタル。この作品での彼は、息子の心臓移植の順位を上げるために、病院に人質たちとともに立てこもる。

家族のために暴走する父親。デンゼルにこの役はとても似合っている。人質たちが彼に好意的になっていくのも自然に見える。単なるストックホルム症候群ではないぞと。

アメリカの医療制度がいかに脆弱かを活写。オバマケアすら成立するのが大変な国だからなあ。この映画を観て、共和党支持者、特にトランプ信者はどう感じるのだろう。

まもなく中間選挙。嫌な予感がしますが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今月の名言2022年10月号PART5 リーダーのふるまい

2022-11-04 | 国際・政治

Bill Evans - You Must Believe In Spring

PART4「アンダーコントロール」はこちら

「封鎖はいらない、自由が必要。文革はいらない、改革が必要。領袖はいらない、投票用紙が必要。」

北京市内の橋に掲げられた横断幕のフレーズ。以降、北京市内の主だった橋には警官や警備員が配備されているとか。

世の中が急速に息苦しくなっている。もちろんそれにコロナが影響していることは疑いない。しかし、と同時にエキセントリックな“リーダー”たちのふるまいのためもあるだろう。

トランプは虎視眈々と再登場を狙っている。プーチンは核の先制使用はしないと言うがまるで信用できず、金正恩はあいかわらずだ。かましたなミサイル。

そして中国。

てらいもなく習近平はみずからを神格化しようとしているし、三期どころか死ぬまでトップに居座ろうとしているのが見え見え。

これらの国々の民が、100%そのトップを信頼しているわけではないことがこの横断幕ひとつで知れる。掲げられたのが、香港ではなくて首都北京であることも重要だろう。習近平は激怒したはずだ。彼の体制も万全ではない。少し、安堵。

PART6「中央銀行」につづく

本日の1曲はビル・エバンス。来年もわたしたちに春はくるだろうかとJアラートは告げる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今月の名言2022年10月号PART4 アンダーコントロール

2022-11-03 | ニュース

You Haven't Done Nothin'

PART3「コントロール」はこちら

「まるでお粗末な小説のような『東京五輪物語』ですよね。事件は予想したよりも、ずっとひどい経緯をたどっている。賄賂を送った方も、受け取った方も策略がなく、深みもない。ズルズルで、グダグダ。これが小説なら、賢い読者に『こんなバカバカしい話、読んでられるか』って笑われてしまいますよ」

「ハゲタカ」などで知られる作家の真山仁さんが、五輪汚職を嘆じて。いやはやスポーツビジネスの闇は深い。

東京オリンピックはそんなことの連続だった。元首相が「福島の汚染水はアンダーコントロール」と大嘘なプレゼン、エンブレムデザインはパクリ、組織委員長の女性蔑視発言、加えて今回の贈収賄である。

「トキオ」

とIOC会長だったロゲが発表したとき、アスリートたちは無邪気に喜んでいたが、陰ではにんまり笑っている広告代理店関係者がいたわけだ。しかも、ひねりもなくズルズルで、グダグダな経緯。やれやれ。

PART5「リーダーのふるまい」につづく

本日の1曲はスティービー・ワンダーの「悪夢」。「迷信」にも衝撃を受けたが、この曲のイントロにもびっくり。ジャクソン5が参加していたことも知らず(笑)、ニクソンへの嫌悪をむき出しにしていたことも当時は知りませんでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今月の名言2022年10月号PART3 コントロール

2022-11-02 | スポーツ

PART2「ビールとチキン」はこちら

「自分がコントロールできることに意識を集中せよ」

スピードスケートの小平奈緒選手を指導した信州大の結城匡啓コーチの指導。

順位というのは他との相対的な関係で決まるのであって、他の選手の出来栄えを考えたところで自分ではコントロールできない。不安の多くは自分がコントロールできない無駄なところに向いている時に起こる……

山形新聞のコラムでこれを読んで、いやはやまったくだよなあと。そして最終レースで優勝してみせた小平奈緒の笑顔を観ると、アスリートにとっていい指導者に出会うことがどれだけだいじなことかと理解できる。

にしても、小平さんはいい解説者になるだろうなあ。

PART4「アンダーコントロール」につづく

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「濱地健三郎の呪える事件簿」 有栖川有栖著 KADOKAWA

2022-11-02 | ミステリ

「有栖川有栖の鉄道ミステリー旅」「ミステリ国の人々」と、有栖川のエッセイを読み続け、そしてこの新作へ。この人は冷静ですよねえ。

霊が視える年齢不詳の探偵と、その彼を尊敬する助手。設定は突拍子もないが、例によって冷静な筆致で淡々と描かれる事件の数々。

いまひとつキャラがとらえきれなかった前作までと違い、はっきりと濱地のキャラが立ってきています。次作が楽しみだ。あ、こっちもいいけど、学生アリスの方もよろしくお願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「マネー・ピット」The Money Pit(1986 ユニバーサル)

2022-11-01 | 洋画

スティーブン・スピルバーグが製作にかんでいるコメディ。といっても、このころの彼は勝負作「カラー・パープル」にかかりきりだったはずだし、他にも「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「グーニーズ」の製作総指揮に当たっていたので、ほとんど名を貸しただけなのかもしれない。そのあたりは「ポルターガイスト」の監督を忙しくてトビー・フーパーにまかせたのとはちょっと違っているかも。

主演はトム・ハンクス。若きトムの動きがとにかく切れがよくてすばらしい。彼はこの作品のあとにあの「ビッグ」に主演して喝采を浴びることになる。ああ久しぶりに「ビッグ」も観たいな。

相手役のシェリー・ロングが魅力的。むかし観たときも「うっわー、いい女だなー」と思ってました。

彼女の前夫役はアレクサンダー・ゴドノフ。この作品の前に出演したのが「刑事ジョン・ブック/目撃者」で次が「ダイ・ハード」なのである。勢いがあったんだなあ。若死にしてしまったのが残念。

さてお話は、豪華な邸宅を安値で購入した恋人たち(トムとシェリー)だったが、これがとんでもない物件で、次から次へとトラブル発生。とんだ金食い虫(マネー・ピット)だったというストーリー。階段は落ち、漏電し、床は抜け……まるでドリフのコントのようにトム・ハンクスは翻弄される。

その邸宅の状態が、恋人たちの関係とシンクロするあたりは、定型とはいえ気持ちがいい。さすがの娯楽作品。スピルバーグ印はダテではなかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今月の名言2022年10月号PART2 ビールとチキン

2022-11-01 | スポーツ

2022年10月号PART1「火の玉ストレート」はこちら

「これからは バットと手袋ではなく、ビールとチキンを持って球場に来るよ」

オリックスとソフトバンクに在籍した李大浩(イ・デホ)が引退を表明したときのコメント。そうかついに引退かあ……ん?ちょっと待って。彼の韓国ロッテにおける今シーズンの成績は、

・打率3割3分1厘

・23本塁打

・101打点

なのである。いくら40才になったからと言って、これで引退すか。おそるべし、イ・デホ。

PART3「コントロール」につづく

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする