事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

明細書を見ろ!2022年年末調整号

2022-11-16 | 明細書を見ろ!(事務だより)

今年は初任者もいないし、だからはじめての年末調整という人もいない。

そしてやり方も去年とほとんど変わっていないので、事務屋としてはちょっと安心。

近ごろの傾向としては、iDeco(個人型確定拠出年金)をやっている人が多いので、そちらの記入を忘れずに。また、新築した人については、建てたその年の住宅ローンの控除は、確定申告しなければならないのをお忘れなく。

さて、それでは具体的にどんなことをするかというと……。

◆ 令和 4 年分扶養控除申告書の内容をチェック。たいがいの人は去年の年末調整時に作成しているのでその内容を変更がないかふたたびチェックする。
 
◆ 基礎控除申告書の内容もチェック。
 
◆ 令和 4 年分保険料控除申告書を記入する(学生協扱いの証明書は同封しておきました)。自宅に届いているであろう保険会社の証明書を忘れずに。 

◆ 住宅ローンがある人は、住宅借入金控除申告書を記入する。
 
◆ 令和 5 年分扶養控除申告書の内容もチェック。
 
◆ iDeco 関係の控除がある人は直接相談を。
 
◆ 申告書に押印は必要なくなったので注意!
 
これらの書類は事務室へ 11 月 25 日(金)までに提出を。

ネットフォルダの「事務部」に「年末調整」というフォルダをつくり、各申告書の PDF ファイル(入力できます)をしこんでおきました。こちらを利用していただいてもけっこうです。狭い枠内に記入するのに苦労する保険料控除申告書は、入力する方が楽かも。わからないことがあったら事務室へ。

画像は「ノッティングヒルの恋人」(1999) 
「こういう映画も観るの?!」
妻に驚かれる。何か問題でも。大金持ちのハリウッド女優としがないロンドンの書店主の恋。このころのジュリア・ロバーツは匂うように美しい。と、山形のヒュー・グラントと呼ばれた(嘘だけど)わたしは断言。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

追悼大森一樹

2022-11-15 | ニュース

そうなのか、と気落ちする。なによりもセンスの人だった彼は、娯楽映画をそれまでの撮影所システム以外から構築して見せたのだ。

自主映画出身、と言うことで語られることが多いわけで、それは間違いじゃないんだけど、だからこそ娯楽映画の枠組みを変えたわけじゃないですか。

「オレンジロード急行(エクスプレス)」(原節子に出てほしかったというのは知らなかった)の失敗はあったけれども、次の「ヒポクラテスたち」は大傑作だった。

見た人はわかると思うけど、あのウィンカーの場面は、不幸というものをみごとに切り取っていた。ああ、思えばあの映画に出ていた古尾谷雅人も原田芳雄も、そして手塚治虫!ももういない……

吉川晃司や斉藤由貴、そしてゴジラとのコラボなど、彼がひたすらに面白い、ウェルメイドな娯楽映画を志向していたことがビシバシ伝わっていたことに、すごく共感できていた。RIP

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うまい店ピンポイント 米沢に4時間~小太郎

2022-11-14 | 食・レシピ

侍&八月篇はこちら

「米沢に行って、そして帰ってまいりました!」

「伍長、それはなんで?」

「言えません!でもお昼に食べた老舗のお蕎麦はうまかったあ!」

「伍長、発言に!が多いのは疲れているからですね」

「米沢~酒田を初めてノンストップ!!」

……いや別に秘密にすることはない。娘のスマホが調子悪くなり、機種変をするのに契約者がいた方がいいという理屈。要するに娘に会いたかったのである。特に妻は(笑)

別にオレが行く必要はないんじゃないかと思ったけれど、娘が高校に入るときに設定したフィルタリングの解除(失敗したけど)とか、いろんなことがあって行ってよかった。

お昼はいつものように熊文とかかわにし食堂でラーメンでしょ。

「お蕎麦にしましょう」

妻は強固に主張する。どうやらおいしい店を発見していたみたい。小太郎

わたしはメインメニューの割り子そばを。おいおい、これってどう食べればいいのかなあ。

ちゃんと食べ方をレクチャーする添え書きもありました。おいしかったー。

「夜の会議の前に~癒庵」篇につづく。一応、仕事もしてるのよ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鎌倉殿の13人 第43回「資格と死角」

2022-11-13 | 大河ドラマ

第42回「夢のゆくえ」はこちら

わたしはこの大河を、三谷幸喜の三度目の作品として楽しんでいるけれども、同時にちょっと色気もあって、日本史を知らないでいるにもほどがあるわたしの謎を解明してくれるに違いないとも思っている。

それは、源氏の頭領である源頼朝(大泉洋)によって開かれた鎌倉幕府が、いったいどうして北条のものになったかだ

最もすばらしい大河だと思っている「太平記」において、北条は足利尊氏(真田広之)によって倒されるべき相手だった。

まあ、あのときも北条家はすでに腐っていて(北条高時役の片岡鶴太郎がその腐りっぷりを演じてすばらしかった)、そこを支えていたのが長崎円喜(フランキー堺……名演でした)だったので、同じようなパターンで源氏が腐っていたから北条家が仕方なく支えたのかなと。

いやー違いましたね。三択だったわけだ。

源実朝に世継ぎができることはない。そこは確定。そのために

その1……三浦義村(山本耕史)は二代の次男である公暁(寛一郎)に次の鎌倉殿の座を約する

その2……後鳥羽上皇(尾上松也)の意を受けた源仲章(生田斗真)の動きと、シンクロした北条政子によって皇子を後継として迎えようとする案。

その3はさっぱり(笑)。なんか、えらいことになるようです。

そして、そんなえらいことがあったことをさっぱり知らなかったわたしがこの大河を語っていていいのか。とにかく小池栄子とシルビア・グラブの一騎打ちが見れて、それを楽しめたんだから許して。

あれ?今回は北条義時(小栗旬)、何をしていたんだっけ。うろたえる山本耕史が魅力的。

第44回「審判の日」につづく

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「怪盗山猫」(2016 日本テレビ)

2022-11-12 | テレビ番組

おっと、このドラマの原作ってきっと面白いんだろうな、と勝手に想像。神永学の小説を読んだことがないので不確かですけど、セリフにツイストが効いているし、あっと驚く展開も待っている。

泥棒であると同時に探偵でもある山猫(亀梨和也)、その助手の勝田(成宮寛貴……いまどうしているんだろう)、ハッカーの真央(広瀬すず)、ドライバーの里佳子(きゃー、大塚寧々です)がチームを組み、事件を解決に導いていく。しかし事件の背景に常に「結城」なる人物の影が……

警察関係者に佐々木蔵之介菜々緒、池内博之。彼らと山猫チームとの関係も一筋縄ではいかない。佐々木蔵之介と亀梨和也のやり取りは心地いい。

しかしいくらキャラを立てるためとはいえ、山猫を装飾しすぎ。

・カップラーメンが異様に好き

・水虫に悩み

・聞くにたえないほどの音痴

・で、それを指摘されるとぶちきれる(それで火事場の馬鹿力を発揮することもある)

まあ、彼らがいつもウィスキーを飲んでいるのがうらやましくて、ついつい自らに禁じていた(だって好きすぎるから)スコッチを飲み始めてしまったのは失敗。もう止まらない。

にしてもやっぱり亀梨和也はいい。堀北真希を特別出演させて、「野ブタ、をプロデュース」を再現させるなどのお遊びもOK。これからも彼の作品を追い続けていこう。

え、近ごろジャニーズまわりは大騒ぎじゃないかって?おれに訊くなよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勝手に人生相談Vol.67 妻の仕返し

2022-11-11 | 日記・エッセイ・コラム

JUN SKY WALKER(S) - 休みの日 [2008.10.26]

Vol.66「恥を知ってください」はこちら

60代女性。2人の子どもを育てて、現在は管理職。かわいい孫と同居し、充実した生活を送っています。

しかし、一つだけ解決できず、もんもんとしていることがあります。夫の不倫です。自分で選んだ相手だから辛抱しなければと思ってきましたが、元来の女好きのようで、最近、もう無理と思う場面が多々あります。今まで何度も離婚を考えましたが、そのたびに何か別の問題が生じて機会を失ってきました。運のいい男です。踏み切れなかった自分にも腹が立ちます。

夫は60代半ば。家では優しいじいさんですが、不倫は続行中。近くに住んでいる義母に罪はありませんが、つい世話をしてしまう自分を腹立たしく思います。

一生このままなのでしょう。でも、何か仕返しをしたいのです。夫が先に死ぬとは限りません。少しでも胸がスッキリする方法はありませんか。(大阪・N子)

冷静な文章のなかから、激しい怒りが噴き出ているようです。仕事もこなし、義母の世話もみる。孫と同居して家庭は充実。あなたの有能さがそれを支えていることに間違いはありません。ただ

「元来の女好き」

「運のいい男です」

「夫が先に死ぬとはかぎりません」

と、どうやら夫を下に見ていることが端々にうかがえます。それ、きっと夫も感づいているんだと思います。

いや、だから不倫やむなしと言いたいわけではないんです。仕返ししたいのならすればいい。回答者の最相葉月さんの提案は具体的。

・夕飯のおかずを一品ずつ減らす

・夫の部屋やスペースだけ掃除をしない

などなど。なるほどこれはシビアですかね。わたしがおすすめするのは

・しばらく家を出る

ですが、プライドの高いあなたにはきついでしょうねえ。それからね、この相談をすべて男女をひっくり返して考えてみるとわかりやすい構図です。

本日の1曲はジュンスカ。わたしたちは彼らの曲を聴いた最後の世代じゃないですかあ。そして、そういう解決策でうやむやにする最後の世代かも。

Vol.68「ビート・イット」につづく

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ラジエーションハウス」(フジテレビ)

2022-11-10 | テレビ番組

8月中旬からながーい時間をかけてこのドラマをコンプリート。ジャンプ系に連載中のマンガが原作。放射線技師と医師たちのお話。

医学情報がたっぷりぶちこんであり、見ごたえがあって、同時にお勉強にもなる。どんなことがCTやMRIにはできて、そしてできないかなど、入院したときに(残念ながらわたしは入院の経験がない)うんちくを披露できそうだ。誰に?

ドラマの基本線は、医師と技師との間に歴然としている格差。

「技師ふぜいが余計なことを言うな」

という感じ。しかし主人公の五十嵐唯織(いおり……うちの猫と同じ名です)は医師免許を持ち、渡米して最新の知識を持ちながら、あえて技師として勤務している。それはなぜか……

思いきり無理のあるお話だけど、放射線技師たちのプロとしてのプライドが毎週描かれ、なかなかに面白い。しかも泣かせるストーリーがてんこ盛り。まあ、いつもいつも都合よく技師たちの前で患者が倒れるなあとは思いましたが(笑)。

ひとつ間違えばあざといドラマになるところを救っていたのが窪田正孝。彼以外のどんな役者がやってもきつかったのではないだろうか。

彼の幼なじみの放射線科医の甘春杏(あまかすあん)に本田翼。同僚たちに遠藤憲一浜野謙太、大好きな広瀬アリス、もっと大好きな山口紗弥加、ナレーターも兼ねている八嶋智人など。

いつも「五十嵐さん」と呼んでいた杏が劇場版の最後に彼をどう呼ぶか。やるもんだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

皆既月食

2022-11-09 | 日記・エッセイ・コラム

「庄内柿ですけどなにか。」はこちら

「伍長。月がえらいことに」

「落ちつけ。単なる皆既月食じゃ……とか言いながら今回はすごかったなあ」

「寒かったわよ」

「いつから部下が妻キャラになってるんじゃ」

……実際にそんなパターンでした。

一昨日から月は異様に美しい。それは昨日も今日もでした。

昨夜、ウチに帰って芋焼酎を呑んでいると

「皆既月食よ!」と妻が。

まったく知らなかったので半信半疑で外に出る。あ、もう欠けてる。雲が邪魔することもあるけれど、くっきりと欠ける経緯が見える。

「月が雲の前に出てくることはないの?」

「あるわけないでしょ!」

皆既のときは

「ほんとに紅い月になるのね」

妻は感動している。彼女は流れ星を見たこともないのである。

「でもあれは見たよね、ヘール・ボップ」

「なんだっけ」

「彗星だけど」

「おぼえてないわあ」

おそらく彼女は流れ星を見たこと自体を忘れているのかもしれません。いやそれにしても今回の月食はみごとだった。

雪囲い2022につづく。まさかこんな展開になるとは(T_T)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「サムライ」Le Samourai (1967 日本ヘラルド)

2022-11-08 | 洋画

監督はフィルム・ノワールの巨匠メルヴィル。予想していたのとは違った雰囲気の作品だった。

いやもちろん孤独な殺し屋をはじめ、登場人物たちがほとんど表情を変えないあたりのストイックさはさすがだと思う。

しかしそれ以上にきちんとひねりのあるストーリーが貫いてあって、これってミステリとしても上等じゃないかと思う。ダークなムードだけで突っ走るのかと思ってました。アラン・ドロンとナタリー・ドロンの美しさは圧倒的。

わたし、ナタリーが大好きなんですよ。ああこうやってきつい顔の女性ばかり追いかけてしまう……

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鎌倉殿の13人 第42回「夢のゆくえ」

2022-11-07 | 大河ドラマ

第41回「義盛、お前に罪はない」はこちら

大河ドラマの脚本を書くということは相当なストレスだろう。しかし同時に、長丁場にわたるなかで、ちょいとした仕掛けをかます楽しみもあるはずだ。

三谷幸喜はかましました。

後白河法皇(西田敏行)が源頼朝(大泉洋)の夢枕に立ち、ほとんど恫喝するパターンを、今度は後鳥羽上皇(尾上松也)と源実朝(柿澤勇人)の間で再現してみせる。話はそこで終わらず、実朝の夢の内容(大きな船を造って大陸に向かう)を言い当てる人物に関するミステリにもなっている。

それだけでもなく(笑)、八田知家(市原隼人)が隠居をつぶやくときに、おっと意外に年とってるのかなと思わせるパターンは、真田丸の最終回

信繁(堺雅人)「佐助、いくつになった」

佐助(藤井隆)「55でございます」

このやりとりで泣かせた展開を思い起こさせる。自裁する真田信繁の最後のセリフがこれ。絶対に計算。大河ドラマを複数回やっていないとできない技だ。すばらしい。

ほとんどダースベイダーと化した北条義時(小栗旬)から、実朝は鎌倉の実権を奪い返そうとする。しかも義時の息子である泰時(坂口健太郎)の協力を得て。

彼は善政を行おうとした。しかしそのことがかえって世を乱れさせてしまう。夢だった大船は(義時の策略ってのはやりすぎだけど)海に入ることもかなわない。統治というのはむずかしいと父親(義時)は息子(泰時)に提示して見せている。

久しぶりに鈴木京香登場。大河オンエアの一時間後の毎日放送「日曜日の初耳学」に彼女が出てきて、矢沢永吉のファンだとかとんでもない話になっていて、ますます彼女が好きになったのでした。

第43回「資格と死角」につづく

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする