お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

老病死の受容

2010年09月08日 | 仏教
 先日、ビハーラ学習会で、
大分の病院院長 田畑正久先生の講演を聞かせていただきました。

 田畑先生は、医学生だった22歳のときから、仏教(真宗)を深く学んでおられ、
「老病死の受容」という演題で、尊いお話(法話)をいただきました。

 もし「死ぬことは悪いこと」「死は敗北」
と、考えるならば、
医療関係者は、いっしょうけんめい たすけようとした命を守れなかった時、大変な敗北感・ストレスを感じる

 「病苦」「死苦」をどう受けとめるか・・・

それを2500年前から教えているのが、仏教

 患者の心のケアはもちろんですが、医療関係者のメンタルケアも大切だと仰っていました。

 ある先生が、医者の卵(医学生)対象の講演で、
「医療において、患者の「死苦」によりそう皆さんには、仏教的素養をぜひ身につけていただきたい」
と、お話されたエピソードもご紹介くださいました。


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