お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

おてらくご

2010年10月08日 | 本紹介
 釈徹宗 師 の 「おてらくご」 本願寺出版社


「おてらくご」は、「お寺」+「落語」の造語です。

 何の方面に関しても、物を知らない私ですので
落語の知識もないのですが
「へ~」「ふ~む。そうなんだ~」と
楽しく拝読しております。

 落語の「寿限無

「寿限無」とは「阿弥陀仏」のことだったのですね

また「五劫のすりきれ」の「五劫」は「正信偈」にも「五劫思惟之攝取」(ごこうしゆいししょうじゅ)と出てきますが

「劫」は、時間の単位。

 一辺が20Km四方の巨大な岩に、3年に1度天女が舞い降りて、薄い羽衣の袖で、岩をそっとなでる。
 それを繰り返して、その巨大な岩が、すり減って無くなるのが「一劫」。
気の遠くなるような時間ですが

 阿弥陀さまは、それほど長い間、私・凡夫を救う手立てを思惟してくださったということです。

 だから「寿限無」の中に「五劫のすりきれ」が出てくるのですね~

 この本には、節談説教と落語のCDも付いております
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする