お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

煩悩 その5

2010年10月12日 | 仏教
 三毒の煩悩

 貪欲、瞋恚に続き、最後は、愚痴です。

 愚痴と言うと、一般的には、言っても仕方ないことをくどくど言う、
「愚痴をこぼす」という表現で使われますが、

 仏教で言う「愚痴」は、「おろか」の意味。

 愚痴は、「無明」と同じことです。

「無明」とは、智慧に明るくない、真理に疎い、無知のこと。
自分中心の思いに囚われて、真理にかなった判断ができず、間違った判断をしてしまうことです。


 三毒の煩悩を、取っ払ってしまえばいい と、わかっちゃいるけど・・・簡単には、はがれ落ちません。

 欲が多く、すぐ腹が立ち、真理に、ほど遠い私の身。
三毒の煩悩が、充ち満ちて、しみついています。

 煩悩の毒に汚染された私のための解毒作用
それが、阿弥陀如来のはたらきであろうと味わっております。

コメント (18)
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