お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

ハルマゲドン その3

2010年10月25日 | 雑感
 あるお寺(何宗かわかりません)に布教に訪問されたE証人の信者さんが「お寺が何のためにあるのか」と尋ねられたことに対し、
「お寺は先祖と対話する所」とお答えになられたお寺の奥さん。
 その返答が全く間違いだとは思いませんが、
そうじゃなくても、お寺は死んだ人のためにあるという誤解が多い中、
「先祖」という言葉を出されると、

「ああ、やっぱり、お寺って亡くなった方のためにある所で、生きている者を救う所ではないのね
と、またまた、誤解を与えてしまうのではないか・・・と、危惧した私は
「それは、ちょっと違う・・・」
と言葉を続けようとしました。でも、すぐ、その信者さんから遮られました。

 彼女の一方的なお話は、こちらが遮る間もなく続きました。
 私は、真面目にお話を聞かせていただきました。
そして、彼女が「これを読んで下さい」と、冊子を差し出されましたので
同様に、私も仏教をお伝えしようと思い、本を差し上げました。

 後で、郵便受けに、本が返されていました。
 メモには、「話を聞いていただいて、ありがとうございました。本をお返しすることに気を悪くなさらないでください。私がお伝えしているのは、いのちの問題ですので。」という趣旨のことが書かれていました。

 う~ん、仏教は「いのち」を問題にしていない と誤解されておられるようです。

 数年後のハルマゲドンで滅ぼされる「邪悪な者」の救済に回られる方々

 一方、仏教は、明日、いや、1時間後も、わからぬ「いのち」の現実を説いています。
大切なことなのに、布教が足りないのが、もどかしい・・・
 
 一神教と仏教では、信心も布教のあり方も違いますが、
E証人の信者さん方の熱心さは、見習うべきだと思いました。
 
 
コメント (6)
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