お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

平和の集い その2

2013年08月09日 | 仏教
 きょうは、長崎に原爆が投下された日です。

 先日、8月6日の「平和の集い」で、ご講師のお話に

沖縄の伊江島の女性のお話がありました。

 その女性は9才の時、沖縄の地上戦に巻き込まれた。
 銃弾の飛び交う中、妹を背負って逃げた。
 逃げる途中、背負っていた妹の身体がずり落ちた。
 銃弾があたった妹は、動かない。
 やむなく、妹を置いて逃げ、何とか自身は無事だった。
 後から気づいたが、自身の背中にも銃創があり、妹のものと思われる大量の血が背中にべったり付いていた。
 妹を助けられなかった、妹の身体で、自分は、かすり傷ですんだという、自身を責める思いが残る。

 その上、伊江島は、戦後も長く、米軍の支配下にあり、爆撃演習などが続いていた島。
 深い心の傷が、癒えることなく、かさぶたが、はがされ続ける・・・

 戦後68年経過しても、戦争の傷は癒えない。

 米軍基地を押しつけたまま・・・沖縄の方々の長年の苦しみを知ろうともせず、鈍感に生きていたことに気づかされました・・・

 

 
コメント
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