最近、ご門徒さん(残念ながら法座にお参りくださらない方)が「日の良し悪し」を気にされていることがありました。
「大安」とか「仏滅」とか・・・
「仏教で日の良し悪しを気にしませんよ」
と、申し上げましたが、スルーされました。
たぶん「世間知らずのお寺のモンが何を言う」と思われたようです。
また、別の方は「占い師さんに聞いたら、今は時期が悪く家庭内に不幸が起こると言われたので、予定を4か月に延す」と仰って、驚きました。
坊主の言うことより、占い師さんを信じられるようです。
鎌倉時代から、親鸞聖人が日の良し悪しや方向の良し悪しとか、占いに惑わされることを戒め、嘆いておられるのに。
2020年の現代も根強い思い込みがあり、仏の教えより「自分の思う常識や世間」が優先されるようです。