叔母の通夜と密葬を終えて、来週は本葬です。
密葬とは、今、流行りの「家族葬」と異なり、本葬の前、通夜の翌日に身内(家族、親族、親しい方々)で勤める葬儀のこと。火葬まで済ませます。
後日勤める、本葬(会社だったら社葬、お寺の場合、門徒葬)の前に、身内で勤めるから「密葬」です。
さて、以下は、三日参り(火葬の後、遺族がお寺に御礼のお参りをなさる)の時、前住職が若い方々にお話することです。
浄土真宗では、臨終即往生。
亡くなってすぐ浄土へ。 つまり、暗い冥土に迷っている暇なく、阿弥陀如来の救いにより、明るい智慧の浄土に仏と誕生されるので、
「ご冥福(冥土での幸福)をお祈りします」
とは言いません。
では、何と言うか、
「哀悼の意を表します」
あるいは、
故人は、今はすでに、仏さまなので
「浄土より、お導きください」
ちなみに、覚りの世界・仏国土は「浄土」なので、「天国」と言う言葉も仏教では使いません。