お寺のオバサンのひとりごと

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2024年3月の言葉 その3

2024年03月10日 | 仏教
 

 山陰教区妙好人カレンダーの今月の言葉です。
 仏教で「迷う」という言葉は人生におけるチョイス・選択を迷っているという意味ではなく、仏の覚り・智慧がない(自分の思いに執着する)ため、悩み苦しみがより多い生き方をしている状態を言います。
 「私」と自覚する私は、生まれながらに我が身が1番。我が身がかわいい。
 仏さまの本願(こんな私をも覚らせたい、仏にしたいとの慈悲の仏願)に気づかせていただき、
仏さまを悲しませないように生きようと心がけても、
元が元だけに、自己中心の思いは離れがたい。
「わかっちゃいるけどやめられない」
 まさに、臨終の時まで、煩悩の只中に生きている私がいます。
 だから、そんなことはわかっておられる阿弥陀如来が私のために、本願を立てられた。
 一生「迷い」を離れられない私は、もう、阿弥陀さまにお任せするのみです。
 南無阿弥陀仏
 

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