このところ、あちこちのお寺の巡番報恩講のご縁にあっていますが、
先日お参りしたあるお寺。
そちらもウチと同じように息子さんがおられず、娘さんお二人(?)
その娘さんが、一般の男性(お寺の息子さんではない方)とのご結婚で、家(寺)を離れておられたのですが・・・
今回、巡番報恩講に伺ったら、その娘婿殿がちゃんと僧侶となって
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、法要にお義父様と共に出勤されておられた。
妻の実家(寺)を継ぐために、浄土真宗の専門学校で学び、僧侶資格をとられ、入寺されたようです。
うう・・・素晴らしい
住職ご夫妻の思い・・ご門徒さんの思い・・それに応えた娘夫婦・彼の決断 そして、何より先方のご両親は、まさか、自分の息子が僧侶になり、住職後継者になるなんて・・・当惑なさったのではないか・・・
私が中央仏教学院(浄土真宗の専門学校)の通信教育スクーリングで出逢った青年も、
たまたま好きになった彼女が寺の跡取り娘だった。
「結婚したいなら『得度』(とくど:僧侶になること)が条件だ」
と彼女の父親(寺の住職)から言われた。
しぶしぶ仏教の勉強を始めた。
でも、「だんだん、仏教に、はまっていく自分が怖い」と、彼は笑って楽しそうに語ってくれました。
あの青年も今頃は立派な僧侶になられておられることでしょう。
先の住職後継者となられた娘婿殿も、法要終了後は、ちゃんと境内に出て、参拝客一人一人に「お参りありがとうございました」と、声をかけておられ、オバサンいたく感動したのでありました。