保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

市の400年記念事業発表!了以メモリアルイベントでスタート

2006-07-07 16:34:47 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
亀岡市と市民で組織する「保津川開削400年記念事業実行委員会」は
このたび、400年を記念する事業の計画を発表した。

同委員会では保津川が開削され舟の水運が開かれて400年目となる今年、
市民が中心となり、各種記念イベントの企画制作に着手、
この度、全ての実施計画がまとまった。

今後、随時各種イベントの実施に掛かる。

また、イベント内容も本日付けの市広報紙で正式発表し、広く市民の参加を呼びかけた。

先ず、400年事業のさきがけとして7月12日(水)に
「角倉了以翁メモリアルイベント」を開催する。

7月12日は保津川を開削した豪商・角倉了以の命日にあたることから
御位牌がある亀岡市保津町の養源寺で法要や位牌の特別公開など
多種なイベントを開催することで、了以の功績や恩恵の再認識し
了以を偲ぼうというものだ。

イベントは昼と夜の2部制で行われる。

昼の部ではご位牌の公開と法要を10:00からはじめ
遊船の川開きイベントでも出演していただいた「大型紙芝居・保津の夜明け」
や川と自然への感謝と平和への祈りを込めた「ピースリーフ・ささぶね流し」
を開催する。

夜の部は午後5時半から始め、「お茶席」と参加者みんなで
保津川の開削や歴史を語りながら了以を偲ぶ「了以翁を偲ぶ会」を開催する。

また、養源寺がある保津町内を竹灯篭で飾る「七夕竹灯路」も
午後7時30分から点灯する。

「角倉了以翁メモリアルイベント」

日時 7月12日(水曜日)
   昼の部 10:00~12:00
   夜の部 17:30~21:00

イベント内容
  
   昼の部
      ご位牌特別公開 10:00~12:00
      法要      10:00~
      大型紙芝居「保津の夜明けー角倉了以物語ー」
              10:30~
      ピースリーフ・ささぶね流し
              11:00~

   夜の部
      了以翁追悼「お茶席」(無料)~先着100人~
              17:30~19:30
      了以翁を偲ぶ会 ゲスト 角倉吾郎さん(角倉同族会)
              進行  黒川孝宏さん(亀岡文化資料館館長)
                  ふるさと保津を読む会のみなさん
              19:00~
      了以七夕竹灯路  保津町内~養源寺周辺
              19:30~

お問合せ  保津川開削400年周年記念事業実行委員会事務局
      亀岡市役所 商工観光課 観光担当
      電話 0771-25-5034 
      FAX0771-25-4400
      保津川開削400周年記念事業実行委員会HP

熱い列島と半島に、台風が接近!

2006-07-06 11:09:48 | 船頭
梅雨前線と低気圧の影響で、九州や四国、近畿南部などを中心に大雨が続いている。

気象庁では、7日にかけて日本列島の広い範囲で大雨の恐れがあり、
土砂災害や浸水、河川の氾濫等に厳重な警戒を呼び掛けている。
一方、非常に強い台風3号もフィリピンの東海上を北上し、
早ければ8日にも沖縄本島が暴風域に入る可能性があるという。

もうすでに昨日からの雨で北九州地方などでは土砂崩れ等で被害が報告されている。

台風3号もじわじわと北上し日本列島に接近しているとなれば
梅雨前線も刺激される事が予想され、昨夜からの雨で地盤の緩みや
河川水位の上昇が進む地域には追い討ちを掛けることに。
これからの台風の動き、大雨の情報からは一時も目が離せず十分な警戒が必要だ。

昨日の北朝鮮が実行した弾道ミサイルの発射で、大雨のニュースは少し霞んでいる感が
あるが、自国民の人命と財産を脅かす緊急事態であることには双方とも
変わりがないので、政府・自治体など関係諸団体には迅速な対応をお願いしたい。

国家のエゴ、人間のエゴで小競り合う人間社会をあざ笑うかの様に、
人も民家もなぎ倒していく自然の巨大なパワー。
この猛威の前に人はなす術もない。

自然界が熱くなった半島と列島間にどのような仕掛けをしようというのか?

川で生きる私達、遊船の船頭にとっても全く予断を許せない事態だ。。

まさに風雲急な7月の幕あけである。


北朝鮮が弾道ミサイルを発射!今、そこにある危機!

2006-07-05 23:58:46 | 船頭の目・・・雑感・雑記
今日の未明から夕方にかけて、北朝鮮が我が日本に向けて
大陸弾道ミサイル・テポドン2号を含む計7発のミサイルを発射した。

ミサイルは幸いなことに日本国土には着弾しなかったが、
この危機的な緊急事態を受けて日本のメディアは、朝からこのニュースで
持ちきりである。

六ヶ国協議も物別れに終り、国際社会で孤立し瀬戸際外交を
続ける北朝鮮の最終カードが今、切られたのか?
これまでの国際政治の常識では俄かに考えられないこの事態は
我が日本国にとってまさに、今、そこにある危機!なのである。

もうジャーナリストではない私には、この事態の真相や詳細について
知る立場にはないが、国際政治を勉強した者の勘とでも
いおうか、なにかとてつもない恐ろしい事態が進行している様な
胸騒ぎをおぼえるのだ。

メディア各社で報道される特番などで、専門家による分析や解説を
聞いてはいるが、自分が取材したものでないのでどの説が正しいのか
正直、判断しかねる。が、先ほどの情報ではさらに2発のミサイルが
発射の準備段階にあるということを聞き、日本メディア共通の認識である
アメリカ、日本などを交渉に付かせる為のアピール活動と呼ぶには
あまりにも度が過ぎている気がする。

外務省筋がいうように「北朝鮮政権内で大きな政変が起っているのでは?」
という読みもあながち信憑性のないものではないと思えてくる。

およそジャーナリストは、自分の足を運び、自分の目で見て、自分の耳で聞いたもの
以外は信用してはいけないのは不変の鉄則だが、これだけ無計画で異常な
北朝鮮の行動を見せられると、外務省の読みも支持したくなるというもの。

私も早速、ジャーナリスト仲間やメディア関係者とコンタクトを取り、
鋭意、情報を集めてみたいと思う。

歯切れの悪い政府発表の裏に隠された生の情報は、もしかしたら
私達の思いもよらない戦慄の真実が隠されているのかもしれないのである。

「Lean on me」の日本訳

2006-07-04 23:47:45 | ゴスペル&ミュージック
前回、カークフランクリンの「Lean On Me」のプロモ映像を
紹介したところ、ご覧になられた方々から「『日本語訳』を
教えてほしい」と多くのメールを頂きました。

日本語訳を読むことで、この曲をより身近に感じていただければ嬉しく思います。

「Lean On Me」

 男がいる
 家もなく街角に立つ男が
 彼には食べ物もなく 彼の青空はどこかに消えた
 彼が泣いているのが聞こえないかい?

 それから父親と友達を探している女の子がいるわ
 嵐がいつかは過ぎ去ることを祈っている
 でも黙って通り過ぎるかわりに
 あなたの心を開いて 言ってほしい

*私はここにいる
 心配はいらない 君の涙が私には見える
 私は急いで君の側に行こう 君が呼ぶならば
 君が落ちていこうとするとき 掴んでくれる友達はきっといる
 この私の肩に 君は寄り掛かっていいんだ

 子供がいるの
 病気で自由になりたがっている
 でも彼の病気を治す術はない
 彼は母親を見上げるわ 彼女は彼の手を握るの
 祈るんだ いつの日か太陽が再び昇って
 そして痛みが終わることを

 *リピート

 どうやってイエスを愛したらいいのか?
 彼の顔を私は見たことがないというのに
 でも君が死ぬのを見ている そして私は振り向いて立ち去るわ
 だから私の手を掴んで 君を俺の友達のところに連れて行こう
 彼は君の悩める心を癒すために待っている
 立ち去るかわりに あなたの心を開いて そして言うがいい!

 *リピート

Lean on me!カークフランクリンのプロモを発見!

2006-07-03 01:29:10 | ゴスペル&ミュージック
ゴスペルのカリスマ・Kirk Franklin(カークフランクリン)が
歌う「Lean on me」のプロモーション映像を発見した!

カークフランクリンは、従来の黒人教会音楽だったゴスペルを
ソウル・R&Bと融合させたコンテンポラリー調にアレンジし
新しいゴスペルミュージックの分野を切り開いたカリスマだ。

私もこの「Lean on me」や「My life is in your hands」など
彼の洗練されたメロディーと魂を打つ詩の世界に魅せられ
ゴスペルファンになった一人だ。

そのカークのナンバーの中でも最も好きな歌「Lean on me」の
プロモ映像をネットで発見した。
プロモのバージョンも数パターンあり、今、見終えて猛烈に感動している!

「Lean on me」は私の心いや魂といっていいだろう、そのもの丸ごと
激しく揺さぶり、聴くたびに目頭が熱くなるほどの感動をおぼえる歌だ。

不幸や不運から、落ちていこうとする者の孤独や悲しみを受け止めて
「心配はいらない。君の涙が私には見える。私は急いであなたの
 側にいこう。君が呼ぶならば。君が落ちていこうとするとき、
 掴んでくれる友達はきっといる。
 私の肩にもたれてもいいよ(Lean on me)」手を差し伸べる。

イエスの‘愛’の表現を温かい詩とソウルフルな歌声で満たしてくれる
カークのゴスペルは私にとってもカリスマな存在だ。

このプロモはゴスペルファンのみならず、多くの音楽ファンに見てもらいと思う。

Lean On Me プロモ

Lean On Me

There’s a man
Standing on the corner he has no home
He has no food and his blue skies are gone
Can't You hear him crying out
And there's a girl searching for a father and a friend
Praying that the storm someday will end
But instead of walking away
Open up your heart and say

*Ⅰ am here
You don't have to worry I can see your tears
Ⅰ'll be there in a hurry when you call
Friends are there to catch you when you fall
Here's my shoulder you can Lean on me

There's a child
Who is sick and begging to be free
But there is no cure for his disease
He looks up to his mother as
She holds his hand
Praying that someday
The sun will shine again
And the pain will end

*Repeat

Tell me how can Ⅰ how can Ⅰ love Jesus
When Ⅰ've never seen his face
Yet Ⅰ see you dying and Ⅰ tuen and walk away
So hold my hand Let me take you to a friend of mine
He's waiting just to ease your troubled mind
He loved you more than you ever know
Yet instead of walking away
Open up your heart and say
*Repeat

「京懐石・門」の店主西田氏、包丁道儀式にデビュー!

2006-07-01 12:00:33 | 素晴らしき仲間たち~
伝統を重んじる「日本料理」の世界には、古式ゆかりの
「料理型」を今に伝える奉納儀式がいくつかある。

皇室系の神宮などで、平安貴族の衣装を纏い包丁や獲物をさばく流儀型
は、TVニュースなどで紹介されることも多いので、ご覧になられた方も
多いのではないだろうか。

この度、我ら「男組」のメンバーである「京懐石・門」の店主
西田浩二氏が奈良市の漢国神社で行われた「日本包丁道・清和四条流」
の伝統儀式の一つ「鎮華三枝祭(はなしずめさきぐさまつり)式包丁奉納」
で儀式執行人の一人「添衣人(そいにん)」として伝統作法を披露した。

西田氏が門下に名をつらねる「日本包丁道・清和四条流」は
源頼朝や義経の先祖にあたる清和源氏の祖・清和天皇ゆかりの
流派で、平安の昔、代々天皇に料理を献上していた由緒正しき流派。

作法は素手を一切使わず、包丁と箸だけでまな板の大きな鯉をさばいていく。

儀式というものは、決められた型を一寸違わず演じなければならない。
しかも、平安の昔から伝わる古式ゆかしい儀式の上、
神の御前という厳かな空気が張り詰めるなかでの作法儀式だ。
演ずる者には相当のプレッシャーがかかるもの。

料理は一流でも演技となると初めての経験。

西田氏は京都太秦撮影所に足を運び直接、演技者に話を聞き、
時代劇の撮影現場を見学することでプロの演技を勉強した。

日本映画の発祥の地という伝統と誇りを持つ、太秦撮影所の演技は半端ではない。
間違ってもNG大賞なんて浮ついた雰囲気は一切ない。
演技者も撮影スタッフも真剣そのものだ。

その緊張感と集中力を肌で学んだ西田氏。
見学後、西田氏は
「水戸黄門の撮影に立ちあわせていただいて、助さん、格さんの
切れ味鋭いプロの演技を見せて頂いた。
その鋭い演技を見せる為、何度も何度も同じ動きを時間を掛けて
リハーサルされる姿に、演技も基本が大事なのだなと感じた。
また本番のブザーが鳴った瞬間の集中力は凄い!目が明らかに違う!
基本を大事にしその一瞬にかける集中力は料理の世界にも通ずるものがある。」
と演技と料理の共通点を見抜き、熱く語っていた。

「プロはプロを知る!」俳優でも料理人でも一芸を極めた人達だから
わかる世界がそこにあった。

この見学で儀式でのヒントを掴み奉納儀式の本番に臨んだ西田氏。

取材した亀岡市民新聞の竹内記者の記事によると
『ピーンと張り詰めた空気のなか、ダイナミックで切れのある丁寧な動き」
を披露し、関係者から高い評価を受けていた』(平成18年7月1日付)

何事にも真剣に取り組む西田氏の研究と努力は見事に花開く結果となった。

自らが生きる道「料理道・包丁道」を生涯賭けて極めんとする
若き本物の料理人・西田浩二。

この男の‘生きざま’がたまらなく好きだ!

我々「押忍!男組」はそんな彼をこれからも全面的に応援していく!

*西田氏は地元「保津川」の流れをイメージした料理を目下、構想中とか。
 「保津川」の流れ、船を意識した料理が亀岡から発信されるのは京料理界では
 初めての試みだ。発想力豊かな彼のプロデュースでどの様な料理が出来るか
 保津川で生きる者としてとても楽しみだ。