今週は忙しかったため、週末になってからの遡り更新である。土曜日の今日、なぜか調子がよく、5時に目が覚める。
■「ホワイトクロウ」加藤実秋
TV化されたんだっけ? ホスト探偵団の3作目。今回も好調である。「ホスト探偵」という響きが気に食わない向きもあるかと思うが、なかなか好感のもてる作品。
■「新本格もどき」霧舎巧
事件の謎を聞き、カレーを食べると名探偵に変身して謎解き開始。日本の新本格に登場する探偵になりきる登場人物と、タイトルのらしさにも笑いがこみ上げる。
■「天才たちの値段」門井慶喜
天才美術コンサルタントによる美術謎解きもの。ボッティチェリの「秋」は真作なのか、涅槃図に描かれた釈迦の謎のポーズには理由があるのか。まずまずの出来ではないだろうか。
■「放火魔」折原一
叙述トリックの多い作者。この本は短編集なので、程よく謎めいて分かりやすく読める。
以下、図書館の4冊。
■「<悪口>という文化」山本幸司
面白い。世界各国に「悪口罪」のような法律があるのだ。
■「信じぬ者は救われる」香山リカ、菊池誠
スピリチュアルやニセ科学にはまる人への警鐘本。
■「なぜ僕は理科を好きになったのだろう?」柳田理科雄
この人、本名がこれだというのがすごいよな。私が思うに理科の知識は人間の貴重な武器になる。しかし理科だけではそれを十分に発揮できないような気がする。
話は変わるが、私はまあ理科好きだったと言ってよいと思うが、生物と地学はどうも興味が薄い。好きな分野は物理、化学(受験勉強中に突然分りだした)、天文である。天文専攻の大学があれば、そこに行ったかもしれない。
■「たべる旅北海道野菜料理編」リクルート北海道じゃらん
私のたまに行くビストロでは、野菜の付け合わせが旨い。付け合わせとは思えなくなることがしばしばある。