散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20131201最近読んだ本

2013年12月01日 21時27分13秒 | 読書
■「追憶のかけら」貫井徳郎
無名に近い作家の自殺直前の手記が発見される。その手記(作中作)も本編も読みごたえあり(再読)。

■「夜想」貫井徳郎
妻子を無くした主人公は物からそれに触れた人の心を読み取ることのできる女性に出会う。果たして心の再生はなるのか(再読)。

■「空白の叫び 上中下」貫井徳郎
貫井作品を読み直すと、単純な推理小説というよりは重苦しい話が非常に多い。しかしこの作品には一点の救いがあるように思える。それは間違っているとしても、主人公たちの「覚悟」と言うべきものから感じられるのだろうか(再読)。

■「笑いのモツ煮込み」東海林さだお
再読。

■「いとしの大衆食堂」北室かず子、田渕立幸
先日も倶知安の食堂に行ったのだが、札幌よりも地方を攻めた方がいいのかもしれない。

■「タコの丸かじり」東海林さだお
再読。

■「酒場放浪記 7杯目」吉田類
山口特集。そこそこ大きな地方都市は実に楽しそうだ。

初冬の東京 東京国立博物館傑作選(2)

2013年12月01日 15時11分53秒 | ART
岩佐勝重「猿猴芦雁図」。



谷文晁「公余探勝図巻 巻上」。モダンだ。



亜欧堂田善「浅間山図屏風」。洋風の風が吹き込んでいる。



「毘沙門天立像」。どこかユーモラス。重文。



「大日如来坐像」。重文。



「薬師如来坐像」。



「砧蒔絵硯箱」。重文。



伝本阿弥光悦「舞楽蒔絵硯箱」。重文。



北海道アイヌ「酒杯」「イナウ」。ウイーン万博に出品。



狩野探淵・住吉弘貫「江戸城障壁画 本丸松廊下 伺下絵」。下絵を提出して、幕府の意向を確認したらしい。



「持幢菩薩立像」。中国・ベゼクリク石窟から大谷探検隊がかっぱらって…、じゃなくて持ってきたもの。



「セクメト女神像」エジプトのテーベから出土。紀元前16世紀から14世紀頃のもの。



「灰陶獣耳壺」。



「マハーヴィーラーを産むトリシュラ女王」。ジャイナ教の経典「カルパ・スートラ」の写本。



「信者の礼拝をうけるクリシュナ」



本館の日本の美術から東洋館まで幅広く展示されている。

初冬の東京 東京国立博物館傑作選(1)

2013年12月01日 14時56分02秒 | ART
私ごときが傑作選をやるのもなんだが、東京国立博物館で気になったものを、いくつか紹介してみたいと思う。とにかくこの博物館はすごいので、一度も行ったことがない人はぜひ行って欲しいものだ。

「埴輪 腰をかける巫女」。6世紀の作品。重文。



「埴輪 盾持人」。軍人なのかな、笑顔に見えるが。



「埴輪 靫」。ある種のアートですらあるね。



「埴輪 子を背負う女子」。

 

「伊福吉部徳足比売骨臓器」。710年のいわゆる「骨壷」。



「青磁花卉文有蓋壺(中国・龍泉窯)」。風格あるねえ。



後藤貞行「馬」。



香川勝広「猿猴弄蟷螂図額」。シカゴ万博に出品。



「浜松図屏風」。

 

「白糸威一の谷形兜」。家康から子の頼房に伝えられたもの。戦国大名はヤンキーだった!



「月次祭礼図屏風(模本)」。



中村三之丞他筆「洛中洛外図屏風(模本)」。



続く。