散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

今年も頼れる店

2019年01月12日 19時29分33秒 | 飲み歩き・琴似界隈
今日は琴似に戻ってきて、いつも信頼のおける店「D」へ。ちょっと昼食がこなれていないところもあるが、一杯やっていくことにしよう。最初は燗酒。松の司の普通酒を出してもらうが、これは等外米を使っているせいで普通酒になっているが、純米酒でもあるとのこと。通しは肉団子(後で聞くと、ドライマンゴーが入っているらしい。が、写真なし)である。



ここはいつもの刺身盛り合わせだな。本日、正月特別バージョンで、鹿たたき、タコ頭、カツオたたき、マグロ(頭の下)、しめ鯖、かすべ、鱈昆布締め、真たちという豪華な内容だ。



鹿は冷凍していないということで、しっとりとした仕上がり。しめ鯖の脂の度合いもいい。特筆すべきは真たちで、生で食べても一点の曇りもない味がするのだ。続いて、ド派手なラベルがどうかと思うが、栄光冨士の酒未来を冷酒で頂く。山形の酒とあって、十四代的な華やかさを感じる。



次のつまみは豆腐の鶏スープ煮。親鳥の丸鶏から取ったスープに、鴨の脂を加えているそうだから、もう味の濃厚さ(塩っぱくはない)がすごい。あっさりした豆腐もあるが、スープを吸い込んでトロトロになった葱がまた素晴らしいのだ。



なかなか満腹感が増したところで、ニッカ・ザ・麦焼酎(以前飲んだら美味かった)をもらい、スモークチキンとスモークサーモンをつまみにしよう。焼酎は半分くらい飲んだところで、マスターから出してもらった余市を少量くわえると、格段に味の良さが引き立って来た。



同じスモークでもチキンとサーモンはかなり違う味になる。ほんのりと口に残る脂分もいい感じだ。



ということで、残念ながらこれで満腹。食べ物だけではなくて、飲み物もいったん休憩しないと飲めない感じだ。「あれ、今日は洋酒なしですか」とマスターに言われるも、「今日は昼食が重かったので」と言い訳して帰宅。


20190112ギャラリー巡り

2019年01月12日 17時21分19秒 | ART
本日は大通→富士フイルム→三越→SONY→スカイホール→さいとう→HOKUBU記念絵画館→エッセ→大丸→紀伊国屋→道新→NHK→レタラの13か所。

雪のいきなり増えた札幌。昼前のスタート。



■大通美術館「大地/開墾2019 楢原武正展」。相変わらず正月明けから良いものを見させてもらう。一番奥の大きなインスタレーションは、打ち捨てられた廃坑を見る思いだ。

■三越ギャラリー「近代現代洋画名作展」。
荻須高徳「鯵」:東郷青児の作品が多い今回だが、私は意外な日本的題材を使ったこの作品が新鮮だった。

■SONY αプラザ「4名のフォトグラファー・インスタグラマーによる合同作品展」。初めて見たのだが、halnoのホウキにまたがった空中浮遊写真が面白かった。普通にジャンプして取るらしいが、どうやって撮影したのか分からないもの(足元に地面がなさそう)もある。

■HOKUBU記念絵画館「平野遼特別展」。人物(群像)や森を抽象的な手法で描いた作品が多い。画肌はしっかりしていて好ましいが、主題の不在感(人物も表情がなかったり、あえて形をはっきりさせていない)が少しモヤモヤする。

いつものコーヒー休憩。お菓子を頂いたら、これが結構胃袋を圧迫してきた。



■ギャラリーエッセ「札幌MOGA 銀座MOGA札幌巡回展」。いわゆる今風の美人画展覧会。昨今、まれにない程売れていたように思う。



■NHKギャラリー「多田伸司の水彩画展「中央アジア・カザフ、キルギス等からモンゴルへ」。年配の方のアジア旅行スケッチ展。自分では見ることがないであろうものを見せていただけるのはありがたい。作品も好ましい感じ。

■ギャラリーレタラ「札幌のアーティスト50人展」。やはり行っておくべきだった。
安栄容子「憩い」:描かれているのは鈴蘭か? スッキリして目を引く作品。
會田千夏「The fissur 2018.8.12」:ほぼ線だけのドローイングだが、冴えている。
クスミエリカ「現代装置 断片4」:BOXの中に封じ込められた切り絵。新しい手法として、この先の展開に影響しそうだ。



あまり回れなかったが、東京を除くと、今年の本格的なギャラリー巡り初めである。

その厚みたるや

2019年01月12日 12時12分59秒 | 食べ歩き
先週は東京に行っていたので、久々にのんびりと過ごす札幌の週末である。昼食はあまり深く考えず、大通のチェーン店「M」でとんかつを食べることにする。店頭でメニューを見ていると、おお、良いのがあるじゃない。店に入り、操作がちょっとわかりにくい券売機で、厚切りロースかつ定食の食券を購入。

サーバーから冷たい緑茶を持ってきて、しばし待つ。



メニュー提供に少し時間がかかりますといったことが書いてあったのだが、そんなに待つこともなく、私の食券番号が呼ばれる。カウンターから定食を持ってきて、全体を眺めてみる。



ごまを軽くすり、辛子を出して、卓上のつぼ漬けも取る。ソースを入れ、サラダにはドレッシングをかけ、味噌汁を飲んでから、とんかつへ手を伸ばす。いろいろな準備で、この瞬間、慌ただしい時間帯となった。

とんかつは厚さをアピールするためか、最初から中央の一切れが横倒しになっているので、ここから食べることにしよう。これを特製ソースで食べると、揚げたてのかつの熱さと厚さはなかなかのもの。肉も比較的柔らかい。

続いて醤油+辛子、通常ソースなど変化を加えながら食べる。もう少し脂身の部分があっても良いような気がするのと、肉の味わいをさほど感じない淡泊さはあるが、値段の事も考えれば(専門店よりは1000円近く安いだろう)申し分ないといえるだろう。

ご飯茶碗が小さかったので、軽くお代わりをして満腹。食後にもう一度冷たい緑茶を飲んで終了。気軽なところも良かった。