散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20191012最近読んだ本

2019年10月12日 23時10分02秒 | 読書
■「めしばな刑事タチバナ35」坂戸佐兵衛、旅井とり
せんべいがメインテーマ。甘いのがいいか、しょっぱいのがいいかは好みが分かれる所だろう。最近の新入りデカの意外なまとめにも説得力があった。

■「危険なヴィジョン1」ハーラン・エリスン

■「犬神館の殺人」月原渉

■「雲雀とイリス グインサーガ146」五代ゆう
「あのお方」がある種の歯止めを無くし、思うままに振る舞うというのも恐ろしい。

■「ツーノーザー救出作戦 ペリーローダン602」フランシス、エーヴェルス

■「メインテーマは殺人」アンソニー・ホロヴィッツ
イギリス風オーソドックスなミステリ。中身は違えども、「時の娘」を読んだ時の読後感と同じ感じになった。

■「折りたたみ北京」ケン・リュウ編
抑圧された社会体制を描いた作品が多いか。「1984年」に現代のテクノロジーを持ち込んだ作品はそのたぐいであろう。また人類発祥の秘密を明らかにした作品は、バカネタを一捻りした面白いものだった。

■「バー堂島」吉村喜彦

ホームにて

2019年10月12日 20時14分48秒 | 飲み歩き・琴似界隈
今日はどうしようかなと思ったが、軽く1軒、琴似の居酒屋「D」に行くことにした。17時半過ぎに店に入ったが、すでにカウンターに先客が4名、もう少し遅れると入れなかったかも。

最初から燗酒(大七生酛)を頂くことにして、通しは薄切り肉・ひき肉と厚揚げを煮たものである。



そしていつもの刺身を注文。今日は平目(2kgとジャストサイズだとか)、赤海老、サンマ、しめ鯖、タコ、タチの6種盛り合わせである。羽田・成田がほぼ閉鎖状態のため、サンマが東京に行かず、普段よりも上物が入ったらしい。やっぱり北海道で取れても、一番いいところは東京に行くらしいのだ。



平目は味の乗った充実したもの。サンマもつい先日食べたものより脂ののりと身の厚みがいい。しめ鯖は普段であれば時期が終わっているゴマサバだが、海水温が高かったせいか、まだいいものらしい。タチは曇りのない美味さ、口どけが素晴らしい。

次は飛露喜純米吟醸を冷やでもらい、きのこおろしにしよう。思った以上にたっぷりのきのこがやってきて、きのこの味がしっかりとする。



今日は昼食が若干残り気味で、あまり食べられそうにない。鱈のかぶと煮も食べたかったが、一人じゃちょっと難しいのではという話もあり、酒をポートアスケイグ8年(中身はカリラだそうだ)に切り替えつつ、スモークチキン、ミモレットとリンゴを頂く。



ウイスキーにスモークチキンが合うぞよ。



もう一杯くらいやりたくなり、今度はグレングラント1995年。先日、この店の30周年記念だったとかで、なかなか無い特価で飲ませていただきました。それに添えるはチーズ&生コショウ。少しこういう中和剤があると、より一層ウイスキーが美味いね。





ということで今日は一日素晴らしい日だったと、店を出てからコンビニでカップ麺を買いつつ(酔った時に買うことが多い)、早めの時間に家に帰る。

明日も休みだ。少しゆっくり寝たほうが良いのではなかろうか。

20191012ギャラリー巡り

2019年10月12日 17時00分41秒 | ART
本日は芸森→法邑→大丸→三越→スカイホール→さいとう→ARTスペース201→オマージュ→富士フイルム→大通→道新→SCARTSの12か所。芸森に行くのに時間がかかり、それでも食事・休憩をはさんで、計8時間くらい頑張った所で挫折。

■札幌芸術の森美術館「奇跡の芸術都市バルセロナ展」。
ジュアン・プラネッリャ「織工の娘」:貧しい階層の子供は、小さな頃から仕事をしなければならない。近代的リアリズム絵画。
フランセスク・マスリエラ「1882年の冬」:今展覧会のイメージシンボルだが、この裕福な生活もバブル崩壊直前の話だったらしい。


→記念撮影用の枠。

アントニ・ガウディ(デザイン)、カザス・イ・バルデス工房「カザ・バッリョーの組椅子」「カザ・バッリョーの扉」:まるでイエスのレコードジャケットにでも出てきそうなデザイン。素敵だな。
ジュアキム・ミール「貧しき者の大聖堂」:1898年の作品だが、建築中のサグラダ・ファミリアが描かれている。そして今でも建築中。
パブロ・ピカソ「カルラス・カザジェマス」:仲間の画家を描いた暗くもカッコイイ肖像画。しかし、その人は自殺してしまったとか。

サルバドール・ダリ「裸婦」:若い頃(20歳前なのか)の作品で、のちのダリらしさはそんなにない。裸婦の首から上が、作品の外に向かって消えているのが、それらしいといえばそれらしい。
サルバドール・ダリ「ヴィーナスと水兵(サルバット=パパサイットへのオマージュ」:キュビスム風で、どちらかというとピカソを思わせる。
サルバドール・ダリ「幽霊と幻影」:雲が何か悪い予兆めいた雰囲気で、小さく描かれた人、水たまり、レンガの壁は実に精密。ダリらしくなってきた。

「奇跡の芸術都市」と作品タイトルにあるが、どちらかというとそこに住む市民(スペイン全体、ヨーロッパにおける位置を含めて)の階層差や政治的な要素が大きく影響しているように思えた。しかし、そういうことがあってこそ生まれる芸術があるというのも事実。複雑な思いの残る展覧会であった。

美術館のB展示室ではコレクション選「1925 胡蝶園とその時代の画家たち」ということで、本間紹夫の別荘「胡蝶園」で交流のあった画家などを取り上げた展覧会をやっていた。


→都心部よりは気温が低いせいか、紅葉が始まっている。

■札幌芸術の森工芸館「彫刻の動き展」。
アルナルド・ポモドーロ「羽ばたき(習作)」:先日、東京都現代美術館でも見たポモドーロの小品。この人の作品は球形のイメージがあるが、これは三角錐を二つに分割したような形をしている。その内側のギザギザはポモドーロらしい。

工芸館の建物に入り、右手の販売スペースは廃止になったのか? 会場内に販売スペースがあったので、一時的に移動している可能性もあるが、どうにも寂しい話である。



バスは次のを逃すと30分来ないので、ちょっと急ごう。





■茶廊法邑「森弘志の静物画展」。これは見に行かなくてはと思っていた。食べ物をキャンバス一杯に描くシリーズは「せんべい」「かんづめ」「さしみ」「みそしる」「あたま」「サンドイッチ」と続いている(ちなみに「あたま」は魚の頭である)。いずれもそんなに美味そうに見えないところが、意図的なのかどうなのか。

F4サイズのシリーズでは「いものめ360%」「とうだいつぶ560%」などが特にリアル度が高くて好みである。会場にはってあった「何故わたしは今、静物画を描いているのか」という文章を読んでいたら、法邑さんから「真剣に読んでいる人には、上げて下さいと言われてます」と、解説のコピーを頂いた。

■アートスペース「北の妖怪展」。
古田萌「山鳴り」:この方の作品は久しぶりに見るような気がする。



■ギャラリー・オマージュ「NEO(n). GINZA TOKYO」。東京銀座を舞台にしたスナップ風イラストの展示。
sachiko「資生堂パーラー銀座本店」:私も銀座には結構行くが、私に縁のありそうな場所はあまりなかった。


北海道は平穏で

2019年10月12日 14時09分19秒 | 食べ歩き
だんだん、SNSで入ってくる気象に関する情報が緊迫したものになって来た。

しかしながら、私のいる札幌はどんよりした曇りで、多少の風はあるが今のところ何も問題は発生していない。

ギャラリー巡りの途中、茶廊法邑で久々にコーヒーを頂いた。テーブルの外には少しばかりだが、植物の生えているエリアがあって(そのすぐ先は道路なのだが)、見た感じはとても奇麗なのだ。



コーヒーも美味い。静かな休みの日である。

2品あるのがいい

2019年10月12日 12時27分01秒 | 食べ歩き
今日の昼食は芸術の森から戻って来て、大通辺りで取ることにしよう。東豊線の乗り場の方に移動しながら、久しぶりに中華料理の「CP」へ。本日の日替わり定食は内容に記憶があったような気がしたのだが、サイドおかずとしてチャーシューがついてくるというので、これに引き寄せられた。だって、中華料理で一杯やろうとしても、チャーシューを頼むと一人じゃ多すぎるし、結構な値段がするではないか。

主菜は牛肉とアスパラの黒胡椒炒めだった。前回と同じだと思っていたが、記事を書いている今調べてみると、その時は牛肉と絹さやの黒胡椒炒めだった。まあ、事実上同じか。



牛肉とアスパラの炒め物は定番の味、間違いはない。チャーシューは3枚くらいついているととても嬉しかったが、2枚しかないので大事に食べる。それでもなかなか美味い。後はスープとキュウリ漬けということで、まあごく普通の味だ。

卓上にわさびふりかけというのがあるので、おかずは十分だがこれを試してみると、なかなか美味かった。結果的にはかなり満足だよ。