2月10日に道新。
2月12日は時計台→STV→たぴお→紀伊国屋→大丸→市民→趣味の郷→ivory→さいとう→スカイホール→三越→アリアンス→富士フイルム→CAI02→コンチネンタル→資料館→D&D→ポルト→レタラの19か所。
■道新ぎゃらりー「道新文化センターかるちゃー祭作品展2011」。しばらくの期間いわゆるカルチャースクールの作品展が続く。あまり興味のないものが多いのだが、今週は銅版画とペーパースカルプチャーがちょっと面白かった。
■時計台ギャラリー「道都大学美術学部 卒業制作・設計展」。
小林なつき「にわに:見栄っぱり:はにわ」:ニワトリに人間の足と8本の手が合体した不思議作品。
三澤和浩「暁」「黄昏」:それぞれ大木の前に若い女性と、老人を描いた作品。描写力は圧倒的に優れている。
児玉陽美「3分間の悩み」「であるがゆえに」:何とも微妙な感覚のする画と、鳥人間とでもいうべき立体の組み合わせ。
■STV北2条ビル「樋口雅山房 吉祥文字展」。良く読めないけど、多分良いことが書いてある。
■市民ギャラリー「道展U21」。パッと思う感想としては、出品作のレベル差が大きいことと、4段がけはあまりにもこちゃこちゃしているということかな。
多湖優理香「廻遊塔」:周囲にらせん階段のある塔のような立体。力作である。
永川美保「さらば就活生、こんにちは社会人」:何となく憂欝に揺れる日々という感じか。
福田亨「立冬」:石ころとキリギリスをリアルに描いた作品。
大平望弥「かえりみち」:車のバックミラーに写る世界を大きく描いた作品。
情野友紀「じーっ」:みかん箱の陰からこちらを見る猫。動物や子供を大きく描く作品は結構あるのだが、その中では一番良かった。
Do_Ko_Ro_post_high_school_corse_1st_year「Images」:これは匿名ということなのかな? クリスマスリース、人の横顔と花、風景などを美味く印象的に描いている。
佐野穏郁「knit」:ニットのセーターで頭まで隠して、バスタブに横たわる人。少し危ない。
土岐美紗貴「淡い憂鬱と」:銅版画のような球形模様を描いた作品。
遠田周祐「人間」:タイトルに反して、ひびの入った焼却炉のような物体を描いている。面白い。
佐藤澪奈「花子」:目をつぶる女性の肖像。少し直球すぎるか。
阿部雅也「The world」:太陽のような背景に踊る3人の女性像。インパクトある。
藤田梨沙「たとえばきみがゆるしてくれたとして」:悩めるマネキンのような人物像。
既に卒展のようなところで見たので、今回は取り上げなかった作品も多い。おといねっぷの強さは変わらずだったが、それよりも道都大学の作風が同じ傾向が強すぎるのが気になった。
■さいとうギャラリー「FUMI TEZUKA EXHIBITION」。木の板に線彫りと彩色を施した作品。彫った部分の白さと、黒い色のバランスが面白い。ちょっと國松希根太のようなイメージもする。
■アリアンスフランセーズ「北海道造形デザイン専門学校特設イラストレーション学科展」。なかなか面白い作品もあるのだが、全て無記名。それでいいのか。
■コンチネンタルギャラリー「第6回かのかの会写真展「燦」」。
児玉龍人「共和ヨット少年団のある一日」:無人の風景に半円形の虹が輝く、パノラマ様の作品。それは面白いのだが、少年たちが登場してしまうと、単なるスナップ写真にしか見えない。
加藤彰「ひょうかい」:S字カーブの海岸線に氷が打ち上げられている風景。ダイナミック。
■D&DEPARTMENT PROJECT SAPPORO「山本顕史_写真展「ユキオト」」。雪は星のようであり、山の地層のようであり、ゴミのようである。
■北方圏学術情報センターポルト「北翔大学卒業制作展」。
山本里絵子「迷宮巡るつみき-Labyrinth Roll blocks-」:虫かごのような箱の中、楽器を演奏する紙人形達。なかなか良い。
■ギャラリーレタラ「西田陽二個展」:前回の展覧会は2階だったような気がするのだが、実はギャラリーは3階がメインだったのだ。2階会場が開いていないので、ちょっと焦った。もしかすると、前回は3階会場を見落としているのかな。
作品はと言えば、描かれている2人の女性の性格差まで表現されているような気がする。