散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

思いがけず東京(3)

2019年09月23日 12時30分01秒 | 食べ歩き
東京都現代美術館はかなりの見ごたえで12時ちょっと前になってしまい、腹が減った。美術館を出て、14年前に行った記憶のある蕎麦屋に行ったところ、なんと店の前に待ち客がいる。

諦めて地下鉄駅方面に向かいながら、ランチメニューが店頭に出ていた、夜は居酒屋であろう「UJ」へ。カウンター席に座り、メニューの中からアジフライ定食を注文。他に刺身定食などもあるのだが、結構ないい値段なのである。

鯵の鮮度に自信があるらしく、あっという間の揚げ時間で定食が到着した。ご飯、みそ汁、アジフライ、もずく酢、ナス、お新香(きゅうり)という品ぞろえ。ママさんが品を置いていくときに「醤油がお勧めです」と言っていった。



私はフライものには醤油が基本なので、まずは醤油を一垂らしして食べる。むーん、なるほど、軽やかで美味いわ。鯵1匹を4切れのフライにしてあるので、2切れ目は醤油+辛子で。3切れ目は一応これも試そうということでソースをかけて食べる。

いずれにしても鯵の良さが十分出ており、最後まで油もたれすることも無く食べられた。少々、小鉢の盛り方など、もう少し丁寧に出来んかなあと言うところはあったが、まずは満足したよ。



この後、清澄白河から六本木一丁目へ移動。

思いがけず東京(2)

2019年09月23日 11時50分04秒 | ART
6時に目が覚めたが、あまり早く起きてもしょうがない。2度寝して7時過ぎに本格的に起床。朝食は寿がきやの岐阜タンメンまぜそば。かなりガーリック風味と辛味が強い。麺はもちもちして、なかなかできが良いような感じがする。

 

さて、飛行機の状況を見ると、なんか普通に飛んでそうだ。今日の午前中移動でも良かったのかもしれないが、結果的に(会社の金で)今日を有効に使えるので良しとしよう。

9時半になり、ホテル近くのバス停からバスに乗る。普段は通勤に使っているバスなのである。このバスは終点がスカイツリーなのはどうでも良いのだが、車内アナウンスで「東京都現代美術館前経由」というのがいつも気になっていた。あの美術館はどの地下鉄駅からも遠いのだが、このバスに乗ればその前まで行けるのかと。



普段はさすがに逃避せずに会社前で降りるのだが、今日は会社前の停留所を通過して、さらに先に進む。あまり聞いたことの無い地名に、この辺に住んでいるらしき人たちの乗降を見ながら、約35分で到着。実に14年ぶりの現代美術館だ。





■東京都現代美術館「あそびのじかん」。やたらに親子連れが多いと思ったら、参加型作品の多いこの展覧会が開催されていた。子連れでもなく、休日らしからぬ服装(さすがにスーツの上着は来ていない)の私は浮きまくっていた。

開発好明「受験の壁」:3段につまれたタンスの1段目には昇ってもOK。親子連れが非常に楽しそうなのだが、皆さん、作品のタイトルは見たのかね?



TOLTA「ロボとヒコーキ」:紙飛行機を飛ばして作る参加型作品。ロボの上に飛行機が乗ると、願いが叶うのか?



うっかり間違って3階に来てしまったのだが、先ほどのタンスの隙間に奥への入口があったのだ。



野村和弘「笑う祭壇」:ボタンを離れたところから投げ、棒の上に乗ったら成功という作品なのだが、どうみても乗りそうにない。もし誰かがあの上にボタンを載せたら、拍手が鳴るに違いない。





作品名不詳だが、迷路のようなところに迷い込む。後戻り禁止ということで、やむを得ず(高いところが好きではないのだ)階段に昇って進む。



だいぶ省略したが、親子連れが大勢詰めかけていた展覧会であった。



■東京都現代美術館「MOTサテライト2019 ひろがる地図」。
今和泉隆行「中村市内の粗大ゴミ」:架空の大都市、中村市(これでなごむる市と読ませるらしい)の地図を作り、その町での暮らしを創造する作品。このゴミ袋も中村市指定ゴミ袋で、椅子には粗大ゴミ用のシールが貼ってあるのだ。



マリー・コリー・マーチ「アイデンティティ・タペストリー」:鑑賞者が自分が当てはまると思うメッセージに毛糸をかけていき、その結果として食べストリーが生まれるという作品。

全体像はこんな感じ。



自分の生まれた土地からスタートするのだそうだ。



こんなキーワードが途中にあるのだ。





次も作品名・作者名を記録し忘れた。



栗田宏一「ソイル・ライブラリー JAPAN」:日本国内365カ所の土を瓶に入れたもの。



この辺の土は赤っぽい。



そしてこっちは緑っぽく見える。



いろいろと考えさせられる作品が多い。

■東京都現代美術館「MOTコレクション ただいま/はじめまして 第2期」。
アルナルド・ポモドーロ「太陽のジャイロスコープ」:非常に巨大なこの作品がシンボリックに迎えてくれる。



毛利悠子「I/O」:この人の作品を見たことのあるかたは想像つくだろうが、いろいろなものがこっそり動いている。



外に出ると、鈴木昭男「「点音」and”nozomi”」があった。



そして最後は、宮島達男「それは変化し続ける それはあらゆるものと関係を結ぶ それは永遠に続く」。デジタルであるため、一見永遠に続くように思える営みだが、20年間これを灯し続けたところ、個々のLEDの明るさに個体差が生じて来たとのこと。そこで休館中に点検・修復をしたそうで、何だか興味深い。



また、外に出ると、アンソニー・カロ「発見の塔」。1日3回登るタイミングがあるようだ。



リチャード・ディーコン「カタツムリのようにB」。


思いがけず東京(1)

2019年09月22日 21時59分53秒 | 飲み歩き・東京
疲労感もあって7時半起床。交通状況を確認するが、今日は飛行機の運航には問題がなさそう。ブログの記事を書いて、朝食(久々に焼きそば弁当を食べた)を取る。今週一週間のTV番組予約や、一週間の新聞読み直しなどの日曜日恒例の作業を済ませ、昼過ぎに家を出る。

家の近くからバスに乗り、JR琴似駅到着。琴似からエアポートに乗るも、結構混雑しており座れない。札幌駅でかなりの人が降りるので、無事に座ることができるのだが、年配女性二人組が席の近くで立っており落ち着かない。しかも私は窓際の席で、通路側に関係ない人が座っているしなあ。

その後、隣席の人が降りたタイミングで席を譲り、正直なところホッとした。その後は、またちょっとしてから席に座ることができ、新千歳空港へ。

飛行機はほぼ定刻通りに出発するようだが、前方の席が混雑している。当初、隣の席が空いているところを確保していたのだが、確認するとそこに誰かが座るようなので、思い切って後部座席の人のいなさそうなところに変更する。

結果として後方に座ってみれば周りの人口密度は低いし、今日は急いでいるわけではないし、選択は正解であった。ちょっとウトウトしてから目が覚め、本を一冊読む。飲みものも今日はアップルジュースをいただいた。

羽田空港に着き(10分くらい遅れた)、京急で東銀座へ。荷物が重いのでひとまずホテルにチェックインする。不要な荷物を部屋においてから、夜の街に出撃だ。東銀座に着いたときにはまだ雨が降っていなかったが、小雨がとうとう降り出した。

ホテルから比較的近い、炭火焼き魚の店「EY」へ。以前、一度来たことのある店である。ホテルに向かうときはカウンター席には客がいなかったが、私が店に来た時には先客が1名いた。カウンターに1名といっても、ここはそんな空いている店ではなく、後から様子を伺うと、座敷は予約で満席。カウンターだけが飛び込みで入れるのである。

私もカウンター席に陣取り、飲み物は黒ホッピーセットでスタート。食べ物は刺身とのどぐろ丸干し(ちっちゃいやつね)を注文。刺身は2人前とあったが、3種2切れづつと極めて少量。まあ、この方がありがたい。

今日の単品刺身メニューを見ると、しまあじ、カンパチ、カツオの3種類のようだ。早速、(多分)しまあじから食べると、思った以上の歯ごたえ。これは良いものを出しているのだと思う。



カンパチも同じようにかなりの弾力。カツオを食べてみると、これは歯ごたえがかなり違いもっちりとした感じ。それにしてもいずれも魚の特徴を味わえる、いい刺身だった。

続いてのどぐろ丸干しが到着。これは以前来た時に食べたのだが、非常に小さいのどぐろながら、魚の味はしっかりしている。脂分もあるし、炭火で焼いているせいで、皮のあたりもかなり食べられるのだ。





焼酎をお替りし、締めに本日のかぶと焼きを注文。隣のお姉さん2人組も頼んでいたかぶと焼きは、鯛・しまあじ・カンパチから選べるのだが、ミーハーですまん。私は鯛が好きなのだということで、鯛のかぶと焼きを注文。

待つことしばし、やっぱりかぶと焼きには時間がかかる。やって来たのは単にカチカチ・コンガリに見えるかぶと焼きだったが、いろいろ剥がして見ると、実に魅力ある白い身がでてきた。食べてみると、これが酒を飲むことを忘れるほど美味く、手が止まらない。



やっぱり鯛かぶとは最高っすねえ! 今日はこれをすみからすみまで食べて大満足。勘定をしてもらったが、銀座のはずれで、これらの魚を食べて3000円ちょっと。やっぱり良い店だった。いや、明日も来ようかな。



店を出ると雨が上がっていたので、ふらふらとホテル方面に歩き、コンビニで買い物をしてから部屋に戻る。実は途中にパブがあったので、軽くウイスキーでも飲もうかと思ったのだが、店の外にまで漂うラグビー臭にギブアップ。あれは無理だ。

ところで、休みをつぶして移動したので、体が疲れてたまらないのだが、明日は何もしなくても良い日なのである(美術館行くけどね)。今が一番幸せ気分と言えよう。

部屋に戻ってシャワーを浴びてから、締めのおにぎりを食べて、焼酎のソーダ割で一杯やる。ああ、しみじみと楽しい。


思いがけず東京(0)

2019年09月21日 23時57分41秒 | Weblog
ギャラリー巡りをして家に帰り、早い時間から飲みだした私のスマホにメッセージが届いた。内容を簡単に言うと「23日の新千歳空港は飛行機が発着できない可能性があります」と言うことだ。

うーん、どうするかなあ。その日の天気に任せるという選択ももちろんあったのだが、今の仕事ってえげつないからな。いろいろあるだろうよという不可抗力を認めず、後で一方的に私が苦しくなりそうだ。

ということで飛行機の移動を前日に繰り上げ、ホテルも取り直して翌日から出張にでることにした。本来、明日は完全休養日にしようと思っていたので、移動も午後になるようにした。とりあえず、予約ができたので、酒飲むか!

ということで、通番も「0」からスタート。

疲れをいやす酒

2019年09月21日 16時59分08秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
今日は結構歩いたと思ったが、家に帰ってみて1万5千歩。あまり大したこと無いなあ。

それでもギャラリー巡りに一区切りつけたところで、軽く一杯やりたくなった。今日はすすきのに移動し、ラフィラ地下の「H」へ。ラフィラも建て替え話が出ているが、遠い先の事ではなさそうだ。建物の強度の問題はもちろんあるのだが、飲み屋街はどうなってしまうのかなあ…。

カウンター席に座り、からり芋のソーダ割りでスタート。つまみはまずは冷奴だな。ここの豆腐は見た感じがすごくいい。



後は北海道らしいものをたまに食べて見たくなり、メニューを見て悩む。



ホッケの生ハムも良いが、458円か。私は生の鮭をあまり好んで食べないが、鮭トロユッケを注文してみるか。



食べて見ると、なかなか悪くないよ。卵の黄身を崩して、全体に混ぜ込んで食べるのもいい。これに合わせる飲み物は、日本酒という手もあるが、礼文の昆布焼酎をお湯割りだな。

てな感じで、2杯2品。満足した。

20190921ギャラリー巡り

2019年09月21日 16時00分22秒 | ART
本日は三岸→資料館→富士フイルム→らいらっく→三越→SONY→スカイホール→さいとう→ivory→ARTスペース→500m→道新→チカホ→赤れんがテラス→大丸の15か所。

まさに北海道の秋空。好天の中スタート。



■三岸好太郎美術館「三岸好太郎と幻想のイメージ」。今回は三岸以外のシュルレアリスム作品の出品に期待していた。
荒井龍男「静寂」:近美収蔵の作品らしいが、初めて見たのではないか。
小川原脩「断層A」:小川原の植物系シュルレアリスム作品が数点でていたが、これは初めて見るかも。岩山の様子を描いた作品。
国松登「夕凪」:ピンクの海に蝶を描いた、今回にはピッタリの作品。

国松登「題不詳」:フォーヴと言うしかない作品。こういうのも描いていたのか。
サルヴァドール・ダリ「『シュルレアリスムの思い出』シュルレアリスム的な美食学」:よく見るとエッシャーに登場する小鬼のようなものが描かれている。ダリはエッシャーって評価していたっけ?

■三岸好太郎美術館「#みまのめ VOL.5」。
田中咲「戦争ごっこ」:何とも肉感的な所と、昔の子供雑誌のような味わいが共存している。



片野莉乃「ホームシック」:情報からの視点と点描が特徴的。



福田亨「白雨」:雨に打たれ、傷んだ羽で飛ぶ蝶。立体木象嵌という技法で、素晴らしい作品を作っている。



佐々木育弥「<stones>より」:北大博物館の標本を撮影したものらしい。絵画的である。



たまたま観光に来ている人も多いせいか、観覧者も普段よりは多かった気がする。



札幌市資料館前から。



■らいらっくギャラリー「柴崎康男展」。
「秋色」:全体として「抽象風景」とでもいうか、独自の画風に磨きがかかっている。この小品は色彩がとても素敵だ。

■さいとうギャラリー「(学生さんの展覧会。ネットで検索しても展覧会名が出ませんな)」。
松尾星奈「人間の線」:人間を「毛」の部分だけ描いて表現した作品。かなりの要素(性別、体格)が見て取れるものだ。
角谷怜花「29年間の外側」:自宅前で時を置いて、母子2代の写真撮影をしたもの。写真に物語要素を上手く持ち込んでいる。

■ARTスペース201「米林和輝 個展”Who”」。あなたは誰かと問いかけるように作ったインスタレーション。まだ自己を確立していない人は、向き合ってみると良いのでは。



■500m美術館「思考するドローイング」。
平山昌尚「8335」:星、月、雲、太陽か? 原初のドローイングという感じ。



富樫幹「in motion/線」。横長であることを生かし、人が流転していく様。



今日は映像展示でいくつか表示されていないものがあった。事務局への簡単な連絡方法をどこかに記載してもらえないものだろうか。



玉山拓郎「Video for KURODEKO ”Copenhagen”」:道具たちがリズミカルに動く、分かりやすい作品。



■500m美術館「The WALL 鈴木ヒラク」。フゴッペ洞窟と手宮洞窟から影響を受けて作ったものらしい。



■チカホ北3条交差点広場「PARC9」。



谷本真理「ごっこ?」:擬人化した指たちが「膀胱炎の辛さ」について話し合うビデオ作品。何だか好きだ。



小林椋「草から峰から」「ましてや皿として沢」のどちらかの作品。:回転するモニターにはチカホの風景と謎のオブジェが登場する。



しかし、そのオブジェはモニターのすぐ裏にくっついているのだ。



■大丸画廊「俊英日本画作家・十人十色」。
阪本トクロウ「呼吸」:青いガラスコップという、日本画イメージから遠い静物をリアルに描いた作品。

てこずっていた

2019年09月21日 11時40分32秒 | 食べ歩き
今日は三岸好太郎美術館を出て、早めの昼食。久しぶりに中華&寿司の「Y」へ。まだ席は割と空いている方で、私はカウンター席に座った。いつもの通り、麺類やご飯ものが出ているが、隣の女子2名は観光客だろうか。中華料理の後、寿司を1人前とって、「せーの、これ!」とか言いながら、分けて食べている。

という私は、麺類も気になりながらも、久々のオムライス注文。しばし待つ。珍しくおやっさんが玉子の成形にてこずっているようだ。ということで、やって来たオムライスは少々不細工だった。



しかしながら、量もそれなりにあり、全体として幸せを感じる味には変わりない。伝統的なオムライスも少なくなってきたので、たまに食べると、懐かしくもたまらない味だ。


20190920最近読んだ本

2019年09月20日 23時26分26秒 | 読書
■「昭和40年10月号」
還暦上等という特集。

■「ハイウイング、ストロール」小川一水
シンプルに楽しめる。

■「パラレルワールド」小林泰三

■「ハナコ@ラバトリー 上下」施川ユウキ、秋★枝

■「こぐまのケーキ屋さん そのよん」カメントツ

■「屍人荘の殺人」今村昌弘
最近の話題作、やっと文庫落ち。いやいや、なるほど、こう来たか! 非常に面白かった。

■「猫には推理がよく似合う」深木章子

■「O.tone Vol.131」
実りの秋とワイン特集。

■「失われたアートの謎を解く」青い日記帳
盗難、損壊、略奪にあった美術品の物語。

今週の終わり

2019年09月20日 19時12分11秒 | 飲み歩き・琴似界隈
なんとか5つの打ち合わせを大過なく終わり、「もうダメだ」と言い捨てて会社を出る。帰りにふらっと二十四軒の居酒屋「F」へ。先客は2名、まだ空いていた。マンガを読もうとすると、どうやらヤングジャンプを買わなくなったらしい。これは困ったな、琴似のカレー店にもあったから、そっちで読もうか(←セコイ)。

酎ハイを頼んで、通しはナルトと野菜の煮物。



久々に見た青南蛮焼きの醤油漬けを注文し、鶏串に載せたりしてアレンジする。



冷奴に青南蛮も悪くない。



豚タレは青南蛮よりも一味と胡椒だな。



今日は隣に座ったオッサンが「何十年か前にここに来ていて、今日は娘を連れて来た」とちょっとイイ話をしていた。この店、前は違う場所にあったそうで、さすがにその時代は私も知らないなあ。しかも朝方まで店を開けていたらしい。そんな時代もあったかと。

懇親会の流れで

2019年09月19日 22時33分13秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
出張から帰ってきた日なので大人しくするはずだったのだが、東京から来た人と会議。やむを得ず、そのまま懇親会へ。と言っても、一人プロレスファンがいて、話は盛り上がった。

2軒目は私のおごりでタクシーにのり、4人が3組に分かれる(他にも自由人がいて良かった)。ということで、来る予定のなかった「N」へ。幸い、私の定位置の席も空いていた。

1杯目はアクアビットギムレットハイボール。うーん、やっぱり落ち着くね。



2杯目はタリスカー+抹茶リキュール+栗リキュールのカクテル。後味はほろ苦いというよりは、栗の甘い感じが出ている。多分、この秋の風味カクテルシリーズは他にも行けそうだ。



今日は隣にスイスとオーストラリアから来た姉妹が座っている。ワールドカップで来たのかと思いきや、スポーツは嫌いとか。外国の人なので、何かにつけて英語で説明したくなるのだが、私の隣に座った姉の方は英語は話せず、日本語の方が良いとか。しかし、日本人って、英語は割としみついているよね。反射的に英語で説明したくなるもの。

それはさておき、最後はダルユーイン14年スモールバッチを飲む。もう味の記憶が無いのだが、悪くなかったような…。



という感じで、見事にやられて帰宅。これが明日に響いた。

祝日含んで東京(4)

2019年09月18日 23時04分39秒 | 飲み歩き・東京
6時前に起床。買っておいた総菜パンで朝食。今日も楽々通勤で会社へ。

(今日の午前中は余裕があった)

昼食はコンビニで稲荷寿司とサラダを購入。食べたら一寝入りするか。昨日の昼間は忙しすぎてそれどころではなかったのである。



まあ何とか仕事は終了し、バス停へ。するとまたもやリムジンバスが遅延しているではないか…。こうなると、安心して乗れないなあ。ギリギリまで迷ったものの、結局、飛行機を1便遅らせるしか無くなり、諦め気分で空港へ。しかも、30分後の飛行機がちょうどなく、1時間後になってしまうんだよな、この時間帯。

ということでまた空港で夕食を取ることになった。しかも、いろいろなことを言われ過ぎて、もう頭が回らない。前回の店でも良かったが、何となく気分を変えて中華料理の「NS」へ。

とにかくいいから、紹興酒持って来い!



食べるものは面倒だからおつまみ付き定食だな!



料理が冷めないように、ご飯、海苔入り玉子スープ、肉団子甘酢あんを最初に食べる。それから残ったおかずをつまみにして、ゆっくり紹興酒を飲む。ふう、やっと人心地がついてきたぞ。

つまみは焼売、ナス、辛い味の鶏ロースト、青菜と揚げの煮物だったかな。そして紹興酒は小デキャンタ300mlだったのだが、思ったよりこれが多い。結構グイグイ飲んだつもりだが、段々苦しくなってきて、最後はコップに5mmほど残してしまった。

ねっとりした杏仁豆腐で締めて、飛行機に乗るか。



後はこともなく自宅までたどり着き、倒れるように寝る。明日は朝一の会議があるので、普通に出社しなくては。

祝日含んで東京(3)

2019年09月17日 22時30分01秒 | 飲み歩き・東京
朝、5時頃から目が覚め、結局6時起床。少々ダラダラした後、7時に昨日買って置いたパンで朝食を取る。

8時頃にホテルを出て、歩いて5分、バス停から会社へ。ちょっとビックリするくらい人が並んでいたが、なぜか座れた。といっても、バス乗車時間は10分弱といたって楽なものである。

(午前中は時間が無くて顔が青ざめる)

昼食は途中でおにぎり2個を買って、5分以内で食べる。いや、時間が無いのだ。

(午後はさらに冷や汗がでたが、お客さまとの打ち合わせがあり、無事クリア。業務終了後は反省会も残作業も無く、解放となった)

今日はタイミングが合えば、昔の上司氏と飲もうかという話があり、時間調整で大門のパブ「H」へ。店名を冠したレモンサワーのようなものとミックスナッツをやっていると、電話がかかってきて、「今日は無理だ」とのこと。





いやー、別に私は全く構わないんですよ。ということで門前仲町に移動。さて、どこに行くかと大体、街並みが分かってきた門仲を歩く。かなり迷った結果、大衆老舗居酒屋っぽい「M」へ。カウンター席が空いていたので、そこに座ろう。

酎ハイを頼み、通しは中華風の和え物。まずはお新香とマグロ刺身を注文してみる。お新香は歯ごたえからするに、自家製かな。





マグロ刺身はかなり立派な赤身が5切れ。食べてみるとなかなか充実している。これ、赤身としてはなかなか美味いのではないか。



しばしこれでくつろいで、酒が無くなったところで、(銘柄失念)上撰を常温でもらい、つくね2本(焼鳥は盛合せ以外は2本から注文なの)と鰯塩焼きを注文する。



つくねはタレ味にしたのだが、若干の練り物っぽさはあるものの、なかなか美味い。途中から七味とさっき取っておいたわさびをつけて食べる。タレ味にワサビは良いよね。

鰯焼きはなんと品切れで、切り替えて鯵の塩焼きにする。少々時間がかかって出てきた鯵の塩焼きだが、塩気もちょうどよく美味い。これはこれで満足である。



ここで勘定をしてもらい、そろそろホテルに帰るか。



と歩いていると、信号待ちの角で「バー」の看板を見かけた。最近はダメージが深くなるのを避けてバーにはなかなかいかないが、ホテルで飲むのをやめれば、まあいいかな。

ちょっと酔っぱらって判断力を無くした私は、ビル2階のバー「E」へと向かった。ドアを開けると、先客無し。カウンター席のど真ん中に座る。

1杯目は様子を見ながら、グレンマレイのソーダ割り。相談しながらこのウイスキーを頼む時点で普通じゃないかもしれないが、まあいいか。ちょっと、香りのあるソーダ割は美味いよ。

2杯目はバックバーで目についたレダイグ10年をストレートで。「レダイグが好きでして」という時点で、もう普通の人じゃないのがバレているかも知れないが、段々楽しくなってきたよ。そしてレダイグ、やっぱり私好みである。



他の客が来ないので、ウイスキー談義、東京と札幌のバー談義をしながら、次の注文だ。バックバーで猛烈に気になる、エドラダワー10年カレドニアを注文。バーテンダー氏も「これはうちでお勧めです」というウイスキーだ。



味はと言うと、オロロソシェリー樽で後熟させたらしく、エドラダワーとは思えぬ濃厚な味。これはいいウイスキーだなあ。バーテンダー氏がついでに「エドラダワー10年バレッヒェンもお試しください」ということで飲んでみた。

ピート香がするという触れ込みだが、相当にマイルド。カレドニアと同時に飲むと、地味な感じがする。ということで、3杯飲んで、ずっとバーテンダー氏と話づめで、なかなか楽しかった。バー不毛の地と思える門前仲町でも、素敵なバーがあるものだ(他にももっとあるらしい)。



後はコンビニでちょっと買い物をして、ホテルに戻る。少し酔いが強めかも。1軒目のミックスナッツが残ってしまったので、それを食べながら一杯やって就寝。結局飲んでいるではないか。


祝日含んで東京(2)

2019年09月16日 19時41分01秒 | 飲み歩き・東京
日本橋まで歩いて、門前仲町まで移動。今回の出張は門前仲町である。先にホテルにチェックインして、ちょっと休憩してから夜の街へ。前回来た時は非常に楽しかった門前仲町であるが、今日は祝日とあって、そうはいかないだろう。

さあ、まずは事前にちょっと調べておいた「NM」へ。作法が良く分からなかったが、カウンターで注文し、金を払ってそれぞれの立ち飲みの場に行くらしい。

最初は酎ハイ、おまかせ刺身(小)を注文。刺身は少し時間がかかるので、後で届くとか。とりあえず酎ハイを飲んで待つ。

やってきた刺身は、おお、素晴らしいね。マグロ、タコ、サーモン、縁側、カツオ、小肌、エビ、カンパチの8種類。これで500円だから、一人飲み客にはバンザイじゃない?



しばしこれで楽しんで、第2弾は緑茶ハイとかんぴょう巻き。いやあ、こういうちょっと寿司のある飲み屋は実に嬉しいものだ。



良い店だったが、もう1軒くらい行ってみたく、これで勘定をする。







橋の途中に、村井進吾「東風西雨 雨の祠」、「東風西雨 風の社」。

 

暑くもなく、程よい門前仲町の街中を歩く。チャレンジしてみたい店もあったが、今日は抑えて、前回行って安定感を感じた、もつ焼「Y」へ。



カウンター席に座り、バイスサワーでスタート。



前回はタレ味だったので、今回はもつ焼きの盛合せ(塩)を注文。品はタン、トントロ、ハツのようだ。いずれも低温調理されているということで、ちょっと炙れば良いらしいが、少し焦げ目がつくくらいの方がいいかな。焼いたものには味噌だれと辛子をつけるのだが、これで味のバランスが取れる。





焼酎の中をお代わりして、モツ煮込みと浅漬けキムチを注文。モツ煮込みはまずこんな感じだと思うが、この店のスペシャル、タン煮込みの方が美味いように思う。



浅漬けキムチは生に近い白菜、ニラにキムチ漬けの味をつけたもの。これ、明日の臭いは大丈夫なのかな? 食べて見るとあっさりしながら、キムチ漬けの薬味の刺激が美味い。ここに前回同様、私の好きな白岳ロックを合わせる。



これでもう腹いっぱい。コンビニに立ち寄って、ちょっと買い物をしてホテルへ。まだまだ時間が早いので、軽く一杯やってから寝ることにしよう。明日は仕事が長いんじゃないかなあ…。


祝日含んで東京(1)

2019年09月16日 16時23分32秒 | ART
今週は営業日が4日しかないので、久々の休日移動で東京に向かうことになった。朝、バスに乗って(歩くと25分くらいかかるのね)、JR琴似駅へ。

さすがに今日は混雑しておらず、座って札幌駅へ。しかしながら、ここから急に電車が混雑し始めた。服装や荷物を見る限り、遅い夏休みか、この3連休を札幌で過ごしたのかと思える人が多い。スーツを着ている私は浮きまくって、新千歳空港へ。

今日乗る飛行機はほぼ満席だったが、かなり前方席の窓側で、あまり圧力を感じないで過ごす。普段ならば寝るケースであるが、たまたま読んでいた本が強烈に面白く、読み続けたまま羽田空港へ。

羽田ではまだ雨が降っている。モノレールに乗り、浜松町へ。さらに上野に移動したときには、幸いなことに雨は上がっていた。

休日移動と言えば、今日の一発目はこちらである。

■東京都美術館「コートールド美術館展」。
ポール・セザンヌ「鉢植えの花と果物」:物の配置と軸線が気になる、幾何学的作品。
ポール・セザンヌ「カード遊びをする人々」:ガシッと男おとこした作品。塗残しがあるのも粋な感じさえ。
アンリ・ルソー「税関」:自らが勤めていた税関を描いた唯一の作品だそうだが、架空の風景らしい。

ピエール=オーギュスト・ルノワール「春、シャトゥー」:草むらで背中を向けて立つ人。これは素敵なルノワールだ。
ピエール=オーギュスト・ルノワール「桟敷席」:これも傑作だよなあ。
エドガー・ドガ「舞台上の二人の踊り子」:奥に踊り子を描き、手前に広いスペースがある。ここに踊り子が移動してくる、動きを予想させる作品。

エドゥアール・マネ「草上の朝食」:オルセー美術館にある同名作品の背景を検討するために描いた作品らしい。まさかあの作品がと思って驚いた。
エドゥアール・マネ「フォリー=ベルジェールのバー」:やや虚ろな顔をした女性バーテンダーが描かれた、非常に有名な作品。画の正面に行くためにしばらく待っていると、まるでバーカウンターで酒の注文をするために待っているかのようだ。ぜひ注文で一言交わして、彼女を微笑ませたい気になる(←これって恋?)。ちなみにカウンターの上の酒瓶はバスペールエール、シャンパン、緑色のリキュール(どこかで見たことがあるような)など、ここで酒を頼んだら、何が飲めるのかなあ(多分、氷が潤沢に無いから、辛いかもな)。



オノレ・ドーミエ「ドン・キホーテとサンチョ・パンサ」:黒い塊のような二人と馬。異星のサイボーグかのようだ。
エドガー・ドガ「窓辺の女」:逆光で顔が見えない女性。母のような、滅茶苦茶イイ女のような。
エドガー・ドガ「傘をさす女性」:水墨画のような未完に見える作品。やはりすごい。

ポール・セザンヌ「曲がり道」:この未完成な塗りにして、セザンヌ100%の作品。
ジョルジュ・スーラ「クールブヴォワの橋」:静寂の中、煙突から登る煙だけが動きを示している。
ジョルジュ・スーラ「釣り人」:点描ではないが、絵になるワンカットを描かせたらスーラは凄いね。

ポール・ゴーガン「テ・レリオア」:民族的なものを単に物珍しく描くだけではなく、象徴としている。もちろんそれが、文明による勘違いだとしてもだ。
ポール・ナッシュ「サミュエル・コートールドの蔵書票」:デザインカッコいい。

あらためて、ドガ、スーラ、ゴーガンの素晴らしさが分かった気がする。しかし、そんな中でもやはり心に迫るのは、マネの「フォリー=ベルジェールのバー」だ。これはきっと、私がバー好きだからだろう。



今日の上野はこのくらいにしておいて、京橋に移動。

■TODA BUILDING「TOKYO 2021 un/real engine-慰霊のエンジニアリング」。「2021年以降を考えるために」というサブタイトルがついた建築展(終了済)と美術展が近く建て替え工事が始まるTODA BUILDINGで開催されていた。

入場は無料だが、事前にインターネット申し込みが必要だという今風の展覧会。時間がありそうだったので、申し込んでおいたのだ。展示は大きく二つに分かれおり、一つ目は「祝祭の国」と名前がついている。1964年の東京オリンピック、1970年の大阪万博を通して、2021年以降を占うような展示らしい。

藤元明「2026」。祝祭の後には廃墟の予感しかないのか。



檜皮一彦「hiwadrome:type THE END spec5 CODE:invisible circus」。何がタイトルなのやらさっぱり分からない。



弓指寛治「黒い盆踊り」。祝祭のような、禍々しいような。



キュンチョメ「日陰の太陽」「行方不明の太陽」。やはり万博モチーフが目立つ。



「万博ベンチ」は本当に1970年に制作されたものらしい。



やっぱり現代美術って分かるような、分からないような…。

続いて「災害の国」へ。思えば私が生まれてからも、日本は災害の連続であった。展示作品は見ると気になるものが多いのだが、写真撮影するという感じでもない。特に渡邉英徳「「忘れない」震災犠牲者の行動記録」という作品は、東日本大震災で犠牲になった人の死の直前の行動を可視化したデジタルアーカイブで、必要なことなのかもしれないが、平静には見ることができない。

SIDE CORE「意味のない徹夜」。



地下鉄駅まで歩こうとすると、アーティゾンミュージアム(もとはブリジストン美術館)の建物が見えてきた。



こんなスケールで建て替えするんだったのか。ちょっと驚いた。


いろいろと用を足す

2019年09月15日 13時52分18秒 | 食べ歩き
今日は出来れば完全休養日にしたかったが、用を足さなければならず、琴似の街中へと出てきた。買い物を2件、通帳記帳を2件すませる。合間には大体月1回ペースで来ている、カレーの「MD」へ。

今日はカレーが3種類ついてくる、チキン&野菜カレーセットを注文。チキンカレー、野菜カレーに一番オーソドックスなダルカレーがついているのだ。米は日本のものしかないと言われ、それはそのままお任せする。



辛さを3にしたところ、少し足りず、辛味ソースを適宜追加しながら食べる。野菜カレー(時計の10時の方向)はじゃが芋とインゲンが主になったカレーであった。肉は入っていないが、インド風肉じゃがという感じである。

半分まではナンを食べ、残りはご飯にカレー3種とヨーグルトを適宜かけて混ぜる。しかし、この時のコメはインドのものの方が、明らかに良い気がした。

さて、セットのカレーもかなり制覇してきたが、どうするか。これ以上の値段のセットもあるのだが、値段もそこそこするし、食べて苦しくなってしまうのでは本末転倒だ。どういう方向に進むべきかと考える。セットの安い値段のものからまた食べるか、単品カレーで食べていないものを食べるか。まあ、その時に気が向いたようにしよう。