今回は尾鷲の魚ではなく、長崎の魚。英語ではエンペラー、皇帝の名をいただいているフエフキダイ。
「フエフキ」の名前で流通しているのはハマフエフキか、このフエフキダイが多いよう。本種とハマフエフキの違いは、体高が高い、低いのほか、この形質から区別されます。
フエフキダイの胸鰭をめくってみたところ。胸鰭基部内側ですが、この部分に鱗はほとんどないのが、フエフキダイです。
ハマフエフキの方は、胸鰭基部内側にたくさんの鱗があります。密集する感じですね。今回はハマフエフキが入手できなかったので、イソフエフキさんの胸鰭が出演ということになりました。他に、アマクチビ、イトフエフキ、ハナフエフキ、タテシマフエフキなどがこのように密集する鱗を有します。逆に鱗がほとんどないのは、シモフリフエフキ、キツネフエフキ、ホオアカクチビ等です。
フエフキダイの刺身!薄造りでいただきました。脂はよくのっていまして、結構おいしかったです。