今回の九州では淡水魚採集も楽しむことができた。
残念なことに採集したときの写真、採集中に出会った生物たちの写真を載せることはできない。相棒のμ720SWが逝ってしまったのだ。おそらく液晶からおかしくなったのだと思う。久しぶりに見つけたニホンカナヘビさんや、珍しい昆虫の写真をアップすることもできないのだ。
九州にしかいない淡水魚は多い。セボシタビラ、アリアケギバチ、カワバタモロコ九州産、カゼトゲタナゴなど。ドジョウの仲間も九州特産のものが多く、山口県にも分布するヤマトシマドジョウを含めば5種、もしくは亜種が九州特産なのである。
このアリアケスジシマドジョウも九州特産のシマドジョウ属。九州産のシマドジョウ種群は3種が知られている。オンガスジシマドジョウ、ハカタスジシマドジョウ、そしてこのアリアケスジシマドジョウがである。前二者はナミスジシマドジョウの亜種であるが、このアリアケスジシマドジョウは独立種である。
太く短い体と、「スジシマドジョウ」らしい太い縦線が特徴的。尾鰭の模様も弧を描いており、美しい魚である。筑後平野では少なくはないようであるが、開発により生息場所は確実に少なくなっているよう。埋め立てとソーラーパネルは脅威である。
こちらはアリアケスジシマドジョウの雌と思われる個体。雄は斑点状の模様をもち、体側の縦線がない。尾柄には二つの黒色斑があるが上は明瞭、下は不明瞭である。今回採集を行った場所では大型の年越し個体もよく見られたが、小さい個体も数多くみられることも重要とされる。小型個体も見られたので、それほど危険な状態ではないと思われるが、埋め立てや開発は脅威だ(開発をやめない環境省の存在も脅威だ)。自然下では短命であるが、チュウガタスジシマドジョウを10年も飼育している方もいる。水槽下での繁殖も成功すれば、スジシマドジョウ類の減少を食い止めることもできるのかもしれない。もっともそれはスジシマドジョウ類を繁殖させて放流を行うような「放流おじさん」が出現する可能性もあり、注意するべきである。
こちらはヤマトシマドジョウ。10年前に近場の河川で採集した個体。尾柄部にある黒色斑は上・下ともに明瞭で、尾鰭の模様もアリアケスジシマドジョウとは異なる。
この間の総選挙では簡単に予想できたことでもあったのだが、やはり名古屋地盤のSKE党が強い。松井珠理奈と須田亜香里の1-2フィニッシュであった。須田さんはカワイイし、応援のし甲斐があったというもの。ただ、いずれにせよもう選挙の開票場がナゴヤドームと決まってからこの結果は想像できたことで、みこってぃのネクストガールズ入り、まちゃりんも入ってめでたしめでたし...と言いたいものの、中井りかの発言は常にいらいらさせられる。人をいらだたせる天才といえる。