魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

アカマツカサ属幼魚

2013年03月28日 15時37分13秒 | 魚紹介

 
魚の稚魚や幼魚は面白いです。同定困難のものも多いですが・・・。
 
写真は三重県の方から頂いたイットウダイ科アカマツカサ属の魚の幼魚です。

アカマツカサ属の魚は、日本から15種が報告されていますが、多くの種類が琉球列島以南や種子島・屋久島、あるいは小笠原諸島に生息し、本州の沿岸ではあまり種類を見ることができません。

 
 
上の個体のアップ。側線有孔鱗数が下の個体よりも、なんとなく多いように見えますが、キチンと標本を見て計数する必要がありそうです。側線有孔鱗数が30枚以下のグループにはアカマツカサやナミマツカサ、ウロコマツカサなどが、32枚以上のグループにはコガネマツカサやキビレマツカサ、クロオビマツカサなどがあります。
 
 
頭部の骨が少し前方に露出しているユニークな形です。
 
 
イットウダイ科アカマツカサ亜科の日本産のものは4属からなり、そのうちアカマツカサ属のもののみは背鰭棘数が11、あとの3属は12であるので区別できます。この個体は背鰭棘のうち1本が折れてしまっており、12棘と勘違いしました。
 
リンク修正しています、「日本淡水魚類愛護会」「宇和海の魚」URL変更されていましたので修正してます。私にはトウヨシノボリをクロダハゼに修正する力はまだなし、過去記事をなるべく修正しないのが私のポリシー?
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