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忙しくて書くネタがほとんどなく久しぶりのぶろぐ更新。1属1種の大型魚、スギ科のスギ。
スギはコバンザメによく似ているが、コバンザメ科はコバンザメ科、スギ科は本種のみの1科1属1種。コバンザメ科もスギ科もアジ科に近縁とされている。スギは頭部背面の小判があれば、もうそのまんまコバンザメであろう。スギは以前大型の個体を入手していたのだが、今回はより小型の個体。なんとまな板の上に乗るようなサイズなのである。標準体長335mmというのは、これまで見てきたスギとしては最小の個体で、これだけ小型だと当然ながら比較的安価なものである。しかし燃料代の高騰で運賃もだいぶ上がってしまっている。はやく燃料安くしてくれー。政治家の皆さん、期待してますよ。
ちなみにこのスギは前回の沖縄産「ふかやーまじく」ことキビレアカレンコと同じ便で我が家に到着。沖縄ではスギを養殖していることで有名であるが、これは長崎県産のよう。ほぼ全世界の暖かい海に生息するスギであるが、日本においても日本海・太平洋・東シナ海に見られるが、瀬戸内海では少なく、オホーツク海には見られない。ただし日本海についてはロシアのピーター大帝湾からも記録があるという。
スギのお刺身。かつてスギは「くろかんぱち」なる名称で販売されていたが、現在はそう呼んではいけないことになっている。しかし実際に味はカンパチなど、ブリ属に近いように思う。ぎとぎとでない、程よい脂がのり美味である。今回は短いが、忙しいのでこの辺で。今回のスギもマルホウ水産 「魚喰民族」石田拓治さんより。いつもありがとうございます。
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