『看羊録』-朝鮮儒者の日本抑留記- 姜沆
東洋文庫の『看羊録』をネットの古本検索でここ数ヶ月探していましたが、落手できました。
今日現在、ネット古書検索「日本の古本屋」にはありません。こまめにチェックしてたら、出てました。
おいらの『看羊録』についてはこちら「羊をめぐる暴言」
ちゃんとした解説はこちら。
この本は現代語訳でおいらにも読めます。
例えば、一 賊中封疏(賊中からの上奏文) の 3 侵略に加わった大名たち、にわれらが 伊達中将政宗の名前。 それへの姜沆の註が、「最初に晋州に侵入した、眇(すがめ)で一眼の勇敢(かんの字が違うがカンベン)な者」とある。他の大名は註がないか、ただ事実関係、たとえば**に侵入したとか、しかかかれていなのに、容貌と性格が書かれているのは 政宗 のみ。
なぜだろう。
姜沆は誰かから情報を集めたはず。その情報提供者が政宗情報を持っていた。ではなぜその情報提供者が政宗情報をもっていたか? おいらの推定では政宗という男は宣伝戦のため情報リーク・ばらまきを組織的に行っていたのではないか?
姜沆紹介web site: 姜沆:日本儒学(朱子学)の父