小保方博士の4月9日の記者会見でSTAP細胞の存在を改めて主張。200回以上STAP細胞の作成に成功していると発言した。
この200回以上という物言いは苦笑、失笑を買った。なぜなら、200回成功という作業は時間的にも可能性が疑わしい、それだけの分量の実験を記録したはずのラボノートがなぜ数冊なのか? さらには、彼女がかつてこう発言していたことだ;
「骨髄細胞を使った幹細胞の最新研究」について発表することになった。1週間ほとんど寝ず、関連する論文約200本を読んで、発表に挑んだ。」 (google)[1]
つまりは、小保方博士語録によると、たくさん=200回、らしいとの指摘が口さがないネット童の間でこだましていた。
そんな中、おいらは見つけた;
コーリー先生は、徹底した実験主義者です。理論的に可能なことなら、創意工夫で必ず実現できるはずだ、人が三つの方法を試すなら、自分は十回試してみよう、という方法です。それに倣って私も、ある化合物の水素化反応を、二百回以上も試しました。 野依良治、 『人生は意図を超えて -ノーベル化学賞への道―』、朝日選書 697、 2002年
流行っているのか!??? 200回 !
いや、
紅衛兵が当時手に手にしていたのは、毛沢東語録である。そして、今、理研の予算獲得役者の手にしているのは、理事長・野依良治の
『事実は真実の敵である』
に他ならない。
というおいらの本理研・小保方事件の構造モデルは、邪推が不十分だったのだ。
理研の予算獲得役者の教則本は野依良治の『事実は真実の敵である』ばかりではなく、『人生は意図を超えて -ノーベル化学賞への道―』も必読なのだ! 神は細部に宿る!!!
そして、彼 ら の 人 生 は 意 図 を 超 え て . . .
[1] 現在、下記情報ソースのほとんどがリンク切れ;
チャールズ・バカンティ教授の研究室に留学した。帰国が迫ったころ、小保方さんは
「骨髄細胞を使った幹細胞の最新研究」について発表することになった。
1週間ほとんど寝ず、関連する論文約200本を読んで、発表に挑んだ。
その内容を聞いて、バカンティ教授は「研究室を開いて以来のベストプレゼンテーション」と大絶賛し、
小保方さんが米国に残って研究を続けられるよう資金面などでの援助を決めた。