いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

天皇ごっこ; 卑怯者の入れ札祭り

2014年12月14日 17時14分43秒 | 日本事情

ネット、特にtwitterで、反自民であり、かつ選挙に熱心な人たちがいる。多い。

いわゆる、「リベラル」派である。 

主義主張はその人のものなので、とやかくいう筋合いではないが、(おいらも奇妙な主義主張なので)、

この数時間後に明らかになるであろう、自民党勝利、圧勝?の原因についての了解を、ぜひ、ネット、特にtwitterで、反自民であり、かつ選挙に熱心な人たちは、披露して欲しい。

例えば、内田樹さんは既に一部を披露している;

 
https://twitter.com/levinassien/status/541752661117136897

このように「自民党勝利、圧勝?の原因についての了解を」説明しようとすることに聊かの誠実さを感じる。

でも、多くのネットの「反自民」派は、より多くの一般人が投票に行けば、自民党が負けると、根拠なしに、考えているようだ。 だから、反自民のいわゆる、「リベラル」派の人たちは選挙に行くことを薦めるのである。 中には、「鼻をつまんで投票せよ!」なんてあった(前世紀末からのこの「政治改革詐欺師」の言こそ「鼻をつままなければ」ならないのではあるが;&おまえこそおもてに出ろや!)。 「花を摘んで投票せよ!選挙会場には素敵なお花がいっぱい!」であれば、今回「選挙権」のないおいらでも、他人の選挙権を奪ってでも行っただろうに...

投票率が上がれば=無理にでも一般人に投票させたら、=選挙に行かなかった人たちは本当は反自民なんだ!という認識は、根拠がない。

一方、選挙結果が「自民党勝利、場合によっては、圧勝」の場合、事実は選挙に行った人は、自民党を支持したことになる。 この事実を前にして、反自民のいわゆる、「リベラル」派の人たちがとれる態度は下記のいずれかである;

1) 投票率が上がれば=無理にでも一般人に投票させたら、=選挙に行かなかった人たちは本当は反自民であり、選挙結果は自民党の議席が低かったはずだ;

2) 反自民の意識を持つ一般人は選挙に行かなかった;

のどちらかであろう。

もしそうなら、1)、2)両方の場合、反自民であり、かつ選挙に熱心な人たちの信条にあわないことになる。すなわち、彼らは選挙にいかなかったからだ。

つまり、ネット、特にtwitterで、反自民であり、かつ選挙に熱心な人たちは、自民勝利(大勝)という事実をどう了解するか述べないと、ただの反自民カルトである。

なお、=ブルジョア選挙粉砕!という本当の左翼によるネット、特にtwitterは、おいらは、みたごとねぇ。有ったら、みたい。

つまり、選挙に行く奴はアベノミクスに浮かれ騙され、そして、福島は制御されている!など政府の言い分を信じ込むとんだ精薄どもなのだ!と。

バカな大衆による資本制下での議会選挙 [1] 結果なぞ徹底粉砕だ!という主張。

● なぜ有権者の半分以上の人が入れ札をするのか?

さて、「選挙に行く奴はバカである」と思っているおいらが、有権者の半分以上が投票に行くという事実を考えなければならない。

最近の例で考えれば、小泉郵政選挙と次の鳩山民主党政権をつくった選挙において、前者では自民党、後者では民主党に投票した有権者が多いのだろう。だから、現実はこうなったのだ。

だから言ったろう;、「選挙に行く奴はバカである」。

でもいいのだ。おいらは、「選挙に行く奴はバカである」と言ってはいるが、だから何なのさ!?とも思う。おいらもおバカの一滴として愚民党に入れてもらいたいのであるが、所を得ないのだ。 奴らは、世襲封建党である。 夢は正おばか! 

「選挙」は無記名である。匿名だ。小谷野敦文学博士に言わせると、卑怯者である。何より、無責任だ、無答責だ。

例えば、誰も、「あなたは2009年7月21日の第45回総選挙で、民主党に投票しましたね? その結果、野田首相が増税路線を決めたのですよ。その落とし前をどうとってくれるんですか!?」とドスを持ってあなたの部屋へ訪ねてはこないからだ。 (来たら、こぇ~よ)

無責任(=神聖にして侵すべからず)、無答責、

まるで、大日本帝国の天皇陛下のようではないか!

みんな、やってみたいんだよ、天皇ごっこ!

■ 今夜言いたいことは、上記では必ずしもなく、今夜の自民党勝利(圧勝)の最大の貢献者は、

中国様である、ってこと。

民主党政権崩壊後の基調は、台頭する中国への「一般日本大衆」の反応の結果だ。

日本の戦争準備を台頭する中国への反応の結果として、多数派の「一般日本大衆」は支持しているのだ。

そして、戦争準備こそが日中の戦争回避であるというリアリズムを多数派の「一般日本大衆」は理解している。

金持ち=太子党喧嘩せず、って知っているのだ。


[1] 「ありがとうございました」って、"資本主義的議会制"への"愚民"の参加を労う、the administratorからのお言葉だ。

ホント、バカばかしんだな、選挙って。


https://twitter.com/260yamaguchi/status/544053939914555392