草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

アメリカ頼みの小沢

2008年09月18日 | Weblog
ニューヨークタイムスが自民党総裁選を酷評したのは、麻生太郎が小泉純一郎のように構造改革を支持するのではなく、財政出動派であることを皮肉っているだけだ。その論評をあたかも錦の御旗のごとくかざすのは、見当違いもはなはだしい。鬼の首でもとったようにはしゃぐ小沢一郎の民主党は、日本経団連の評価が下されたように、構造改革とはまるっきり逆行しており、麻生よりもはるかに評価が低い。しかも、アメリカの圧力によって強引に行われた構造改革のスピードを調整しなければ、国が保たなくなってしまうというのが麻生の主張である。それは国民の大方のコンセンサスではないか。アメリカのマスコミが口を差し挟むのは、内政干渉そのものだ。絶体絶命の小沢が、苦肉の策でアメリカのマスコミに手を伸ばしたとしても不思議ではない。防衛利権を通じてアメリカとの独自のパイプを持つ小沢は、そんなことは朝飯前だろう。小沢が金丸信の跡を継いで防衛利権に食い込んだのは有名な話だ。日本戦略研究センターはそのために設立され、小沢はそこの理事長を務めたこともあった。次々と新党を立ち上げられたのは、資金源があったからだ。いうまでもなくアメリカの軍需産業である。アメリカに飼い慣らされた従順なポチでしかない小沢は、やっぱり最後はアメリカ頼みなのだ。そして、国連を隠れ蓑にして、日本の若者をアフガニスタンの戦場に送り込む魂胆なのである。それを読み切れない日本の左派の何と愚かなことか。
コメント
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