草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

アメリカが手を引いた後の東アジアの平和を守るのは日本だ!

2013年10月05日 | 安全保障

 アメリカがぶざまなことになっている。シリアに対して拳を振り上げたにもかかわらず、それを実行に移せなかった。今度は暫定予算が成立せず、政府機関が機能しない事態になっている。オバマ大統領に対しては期待も大きかっただけに、幻滅も大きいのではないだろうか。こんなときに中共が尖閣諸島を侵略してくれば、日本は対処できるのだろうか。アメリカあっての日本の安全保障なのである。安倍首相はそれなりの覚悟をしておくべきだろう。イザとなれば、自分の判断で攻撃命令を出すべきだ。頼みの綱のアメリカが混乱しており、まるで国が二つに分裂したかのようだ。アメリカは徐々に東アジアから手を引くことになるに違いない。その後のことは日本に任せるのが筋ではないだろうか。海洋国家として日本は、アメリカと利害が一致する。国際法を順守し、国是では民主主義を第一としている。両国が力を合わせれば、東アジアは安定し、アメリカの経済活動も阻害されないのである。間違っても大東亜戦争前夜のような過ちは繰り返すべきではない。あのときは日本を敵視して、徹底的に追いつめた。そうでなければ、中国大陸は共産化されなかっただろうし、朝鮮半島も分裂しなかったはずだ。同じ過ちを繰り返すべきではない。いかに中共が核兵器で脅そうとも、日本国民は第二のチベットにならないために、徹底抗戦を貫くだろう。それ以前にアメリカは、日本との同盟を強化すべきである。中共に接近したりすれば、アメリカにとっても得にはならないはずだ。大東亜戦争の二の舞だけは避けなくてはならない。

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利他心を否定する新自由主義は日本の国柄に反する!

2013年10月05日 | 経済

 安倍首相が新自由主義に全面的に膝を屈したとは思わないが、そちらの方に足を一歩踏み出したことは否定できない。その誤りに一日も早く気づくべきだろう。とくに、日本人は「和を以って尊しとなす」という精神を大事にしてきた。それが国民性でもあった。しかし、新自由主義の影響でそれが忘れられつつある。森嶋通夫の『サッチャー時代のイギリス』の最終章で、経済学に縁のない自分の息子に対して、サッチャー政権の評価を尋ねた箇所がある。若い者の考えを聞きたかったからだ。そこでの息子の意見を紹介し、森嶋もそれに賛同して、締めくくりの文章としたのである。「短期的には成功していると思う。イギリス人は利己的になったし、その結果、経済も活況を呈してきた。いったん経済が活況を呈し始めると人々はますます利己的になり、利己的になれば一層経済は発展するだろう。しかしこういう連鎖の行きつくところは、決して好ましい状態ではない。社会には、利己心では誰もやらないが、なおかつ必要な仕事がいくらでもあり、それらを保護促進させるのが政府の務めだ。利他心が極端に欠乏してしまえば、その社会はついには社会としても機能しえなくなるだろう。だからサッチャーの政治は、長期的に見れば、失敗だ」。私もその通りだと思う。弱肉強食の世になれば、人々は必死に頑張ることになるだろうが、経済合理性だけが優先されれば、社会は成り立たなくなってしまう。それが幸福なことなのだろうか。日本の国柄に反するイデオロギーを拒否するのは、日本人として当然のことだ。

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