草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

アメリカは中共の覇権に与するのではなく日本を重視すべきだ!

2013年10月19日 | 国際問題

 アメリカは日本との同盟関係を強化すべきだ。そうでなければ中共の東アジアでの覇権に手を貸すことになるだろう。何度も私は指摘してきたが、日米戦争はアメリカが日本を敵視したからであり、その結果が中国の共産化であった。アメリカも自分たちの立場をもっと考慮すべきだろう。日本を敵視して中共に与することが本当にいいことなのだろうか。日本人の多くは、今の中共にではなくて、覇権を求めない王道の中国を待望している。私は東アジアの国々が争うのを好まない。しかし、相手が覇権国家として、我が国に侵略してくるならば、死に物狂いで反撃すべきだと思っている。アメリカは中国共産党指導部の腐敗を熟知しているはずだ。そこと組むことはアメリカにとってもプラスにはならない。当面は経済的利害で一致したとしても、その後に待ち構えているのは全面対決である。アメリカ人は日本人を不可解な国民として異端視するが、それは誤った見方だ。かつてタゴールは「日本は古くて新しい」と評した。その不可解さがアメリカ人に猜疑心をもたらすのだろう。アメリカと正面から戦いを挑んだことが、尾を引いているのだろう。林房雄も『大東亜戦争肯定論』でも書いているように、日米戦争はアメリカから仕掛けたことは歴史が証明している。中華民国を支援し、米英の軍事顧問団の数は数百名に上り、戦闘に参加した米英人は二千人を越えた。アメリカが中心となった経済的封鎖のために、日本は清水の舞台から飛び降りざるを得なかったのである。歴史は繰り返すといわれるが、そんなことがあってはならない。過去の行きがかりを捨てて、アメリカと日本はかけがえのない同盟国であるべきだ。それが可能かどうかは全てアメリカにかかっているのである。

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失われた日本を思い出そうとする孫の世代に期待した江藤淳!

2013年10月19日 | 思想家

 ネットで異変が起きている。保守民族派の結束が崩れつつあるのだ。民主党政権を倒すことでは一致していたが、安倍政権に対する対応をめぐって混乱をしているのである。いうまでもなくそのきっかけは消費増税であった。そして、秋の例大祭に参加しなったことである。これで動揺が走ったのである。政治は結果責任であるが、国民の支持がなければ中途で頓挫してしまう。安倍政権が誕生以来、国民が圧倒的に支持してきたのは、背景にナショナリズムがあったからだろう。それを体現すべきであった安倍首相が、外圧の抗しきれなかったわけだから、反発されるのもやむを得ない。江藤淳は『表現としての政治』に収録された「古い米国と新しい日本」において、戦後の日本が明治時代とは違っていることを嘆いた。江藤は「外圧から国の独立を守るためには、『近代化』に踏み切れなければならない。しかし、『近代化』が必然的にもたらす自己破壊の害毒に対しては、防衛しなければならない。この二つの相反する要求を、ともかく主体的に平衡させようとした点で、明治人は卓越した才能を示した」と書いた。わざわざ明治人に言及したのは、戦後の日本人があまりにも不甲斐なかったからである。戦後レジームとは、まさしくそのことを指すのではないだろうか。そこで江藤は社会学者のマーカス・ハンセンの「ハンセンの法則」なるのものに希望をつなごうとした。「息子が忘れようとしているものを、孫は思い出そうとする」というのがその法則であり、団塊の世代のその子供たちに期待しようとしたのである。今私たちの目で起きていることは、日本を思い出そうとしている孫を否定する動きだ。それを突破しなければ政治はまともにならないのであり、安倍首相は尻込みしてはならないのである。

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