草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

攘夷のパトスを安倍自民党は無視するなかれ!

2013年10月07日 | 政局

 米などの重要5品目の関税の維持が難しそうな雲行きになってきた。そんなことは以前から分かっていたことではなかったか。自民党であろうとも、民主党であろうとも、アメリカと対等に交渉できるわけはないのだ。それ以前に、自分の国を自分で護ることもせずに、金儲けだけをさせてくれるほど、世界は甘くはないのである。国家としての責務を果たさずに、平和憲法なるものを後生大事にしてきた結果が、このざまなのである。これによって、日本の農業は壊滅するだろう。江藤淳ではないが、孫子の「兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり。察する可らず」との根本を忘れて、のうのうと商売に専念できると思ったのが、大きな間違いなのである。国家として身構える力ない日本は、どのようにされても、文句は言えないのである。TPPはアメリカの利益になるから、日本に押し付けてくるのである。これまで日本に突きつけてきた規制緩和と連動しているのだ。安倍首相を誕生せた日本国民のエネルギーは、国益を最優先しようとしたナショナリズムが根底にあった。それを利用ししながら、自民党は政権に復帰したのである。それはある意味では攘夷であり、日本とアメリカの政治的な力学を無視していた。敗北は必至であった。しかし、国民はそこで結束したのである。安倍自民党はその落とし前をつけなくてはならない。攘夷を叫ぶ国民の声を、どのように実現していくかが問われるのである。それに背を向ければ、とんでもないしっぺ返しを受けるだろう。

政治 ブログランキングへ

                 ←安倍首相は国益を第一にすべきだと思う方はクリックを

にほんブログ村 政治ブログ 政治評論へ

にほんブログ村   blogramで人気ブログを分析

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オバマ政権の混乱に乗じて中共による尖閣諸島侵略も!

2013年10月07日 | 安全保障

 今日から開幕するAPEC首脳会議にオバマ大統領の姿はない。政府機関の一部閉鎖という事態になっているために、出席することができなかったのだ。これによって中共の侵略の脅威にさらされている日本やフィリッピン、ベトナムなどは守勢に立たされている。アメリカの混乱がアジア全体に深刻な影を落としているのだ。私が心配をするのは、そうした間隙を縫って中共が尖閣諸島を侵略することだ。表向きは沈静化しているようにいわれているが、覇権国家である中共がアメリカの混乱に乗じない保証はないのである。同じ民主党のクリントン大統領の時代にも、モンデール駐日大使が「今後日中間でもっと激しい紛争になった場合、日米安保を発動するのか」とワシントンポストの記者に質問されたのに対して、「尖閣諸島は日米安保条約の対象にならない」と発言したことがあった。その発言は野党の共和党の批判によって撤回されたが、民主党は体質的に中共寄りであり、その点を忘れるべきではないだろう。今は亡き三宅久之は『日本の問題点をずばり読み解く』でそのことを取り上げ、「一国を代表する大使がそういう発言をしたということは、日米安保の実効性について疑念を抱かせます」と書いていた。中共が尖閣諸島を侵略しても、それにアメリカが反撃しないならば、日本は自力で戦うしかないのだ。そこまで日本は追いつめられているのを、私たち日本国民は直視すべきだろう。

政治 ブログランキングへ

                 ←中共が崩壊すれば東アジアは変わると思う方はクリックを

にほんブログ村 政治ブログ 政治評論へ

にほんブログ村   blogramで人気ブログを分析

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする