今日午後1時過ぎ、北京の天安門に車が突っ込んで炎上したという。まだ憶測の段階を出ないが、何かが起きつつあるのではないだろうか。中国共産党による一党支配はあまりにも異常である。日本のマスコミはそのことをほとんど伝えないが、民衆は暴動寸前まできているのではないだろうか。チベットやウイグルでの弾圧にとどまらずに、暴力によって体制を維持しようとする権力者は、憎しみの対象なのである。単なる交通事故であれば共同が配信したような燃え方にはならないはずだ。さらに、武装警官が警戒にあたっているのも不自然だ。表向きは中共は共産主義を掲げていても、実際は後れた資本主義のレベルを出ない。一部の特権化した共産党幹部が思いのままに国を操っている。これに反発するのはあたりまえだ。しかも、多くの若者がアメリカや日本などで学んでおり、一党独裁に対して違和感を持ち始めている。ほんのちょっとしたきっかけで体制変革の運動が広がる素地がある。自由の空気に一度でも触れた者たちは、そこから当然のごとく抜け出そうとする。中共が市場経済を選択する限り外国とも付き合うしかないのだ。ロシア共産主義のスターリズムは、秘密警察、密告制度、強制収容所、血の粛清といった暗い非人間的な体制であった。それを受け継いだ最後の国家ともいえる中共が、まさしく今断末魔を迎えようとしているのではないだろうか。自由への欲求はいかなる権力をもってしても、抑えつけることはできないのである。
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