枝野幸男率いる立憲民主党は、昔の社会党になりたいのだろう。共産党以外の左派の受け皿になり、それでもって自民党の三分の一の議席を目指すのだろう。いつの時代でも不満を持つ人たちはおり、一定の勢力になることは確かである。支持率が低迷している希望の党を離れて合流する国会議員もかなりいるのではないか▼参議院議員で民進党前代表の蓮舫や、衆議院議員で無所属の山尾志桜里らは、立憲民主党入りが確実視されている。菅内閣の有力メンバーが大半であり、旧態依然たる顔ぶれである。戦後の言論界での左派全盛時代をもう一度とばかり、マスコミは応援するかもしれないが、国民からはそっぽを向かれるだろう。反対のための反対に国民は飽き飽きしているからだ。時の政権を批判することは野党の務めにしても、政策を提示できないのでは、てんで話にならない▼支持母体になるのは、連合傘下のうちの自治労や日教組ではないだろうか。希望の党と違って、次々と地方組織が立ち上がっているのは、旧総評系の組合がバックに付いているからだろう。これに対して、民間の有力単産は希望の党に接近することになるはずだ。電力労連なの旧同盟系が袂を分かつのは時間の問題だろう。ナショナルセンタ―としての連合は、もはや瓦解の一歩手間である。枝野を応援している革マルがそうであるように、枝野は純化路線を取ることになり、犬の遠吠えの政党に堕落するのである。
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